びんがたとは? わかりやすく解説

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びん‐がた【紅型】

読み方:びんがた

沖縄伝統的な型染め布地1枚型紙用いて糊(のり)を置き、顔料染料彩色し多彩な絵画風の文様を表す。→藍型(あいがた)

紅型の画像
製作のようす
紅型の画像
紅型づくりのようす

紅型

読み方:びんがた

沖縄染められる鮮やかな染めもの。独特の色彩顔料用いるせいです。手描き型染めありますが、今はほとんどが後者です。紅型の型染めどんなに多彩色のものでも型紙一枚染められます。

紅型

名称: 紅型
ふりがな びんがた
芸能工芸区分 工芸技術
種別 染織
認定区分 各個認定
指定年月日 1996.05.10(平成8.05.10)
解除年月日
指定要件
備考
解説文: 紅型は、固有の色遣【いろづか】いや意匠により沖縄伝統文化伝え染色技法で、それが大きく発展したのは十八世紀ころのことである。琉球王府時代、紅型衣裳着用できるのは士族階級上の人たちに限られ、ことに華やかな大模様のものは王族など特定の階級のみに許されるものであったといわれる
 伝統技法は、ルクジュウ(豆腐陰干しして固めたもの)を下敷きにして彫刻され型紙や糊筒【のりづつ】を用いて布地に糊を置き、模様部分には染料顔料【がんりよう】で色差いろざし】をして隈取くまどり】(暈【ぼか】し)を行い、糊伏【のりぶせ】した後、地色染め仕上げるものである
 特有の意匠および顔料摺込すりこみ技法等から琉球王府日本本土中国東南アジアとの文化交流認められる紅型は、友禅染小紋染等と並び工芸史的芸術的に価値高く、かつ、地方的特色顕著に示すわが国代表的な染色技法である。
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紅型

読み方:びんがた

14世紀から15世紀頃にはその原型作り出されたという、沖縄代表する染め物のこと。「びん」は紅(赤)だけではなく全ての色を指し、「型」は模様意味する模様松竹梅牡丹などの植物文様、亀、などの動物文様山水流水など自然文様が主。他の伝統的な染色物との違いは、色に顔料使用することや、型彫り突き彫り採用していることが上げられる
紅型とは上流階級のものであり、衣装縫い方も決し庶民のものではなく、衿が広くて長いなど日常生活とは無縁な能装束と同じ手法使われている。色彩黄色中心で、この色は王族貴族なければ使用できない禁色(きんじき)とされた。


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