《全粒粉》の正しい読み方
「全粒粉」の正しい読み方
「全粒粉」の正しい読み方は、「ぜんりゅうふん」だ。「全」という文字には、「すべ(て)」「まった(く)」「ぜん」という読み方がある。「全粒粉」の場合は、「ぜん」と音読みする。「粒」という文字には「つぶ」「りゅう」という読み方があり、「全粒粉」の場合は「りゅう」と音読みになる。「粉」という文字には「こ」「こな」「ふん」という読み方があり、「全粒粉」の場合は「ふん」と音読みする。このように「全粒粉」は全ての漢字を音読みするのだ。ちなみに「全粒粉」を「ぜんりゅうこ」と「粉」の文字だけ訓読みする読み方もあるが、「ぜんりゅうふん」の方が一般的である。「全粒粉」の意味解説
「全粒粉」は表皮と胚芽、胚乳を含めた小麦をまるごと粉状にしたもので、小麦粉の一種にあたる。色は薄い茶色をしており、ざらざらとした粉質が特徴だ。硬めの食感と香ばしい味わいという特徴もあり、パンに使うとほのかに酸味を感じる独特の風味や香りが楽しめる。栄養価が高く、特に鉄分や食物繊維は一般的な小麦粉の3倍ほど含まれているとも言われており、さらにビタミンやミネラルも豊富だ。「全粒粉」にも薄力粉と強力粉があり、一般的な小麦粉と同じように主にお菓子作りに向いているのは薄力粉の方である。強力粉は主にパン作りに向いている。なぜ「全粒粉」と読むのか・理由
小麦は弥生時代に中国から日本へと伝わったと言われており、時代が進むにつれて「全粒粉」を含む小麦粉の製粉も広く行われるようになった。「全粒粉」の素である小麦が中国から伝わったため、「ぜんりゅうふん」と中国語の発音を基にした音読みをするようになったと言われている。「全粒粉」の類語・用例・例文
「全粒粉」の類語は「全粒小麦粉」で、読み方は「ぜんりゅうこむぎこ」だ。両者の意味は同じである。また、「グラハム粉」も「全粒粉」の類語であり、「ぐらはむこ」と読む。グラハム粉も「全粒粉」と同じく小麦をまるごと粉状にするが、「全粒粉」よりも粗く挽かれているのが特徴だ。「全粒粉」という言葉は、「全粒粉入り食パン」や「全粒粉クラッカー」などといったような使われ方をする。「薄力粉の代わりに全粒粉を使ってお菓子を作る」や「全粒粉入りの食パンを買う」といった例文もある。「全粒小麦粉」を使った例文は、「通常の強力粉に全粒小麦粉を混ぜてパンを作る」や「全粒小麦粉は栄養価が高い」などだ。「グラハム粉」は、「グラハム粉クッキーを作る」や「グラハム粉を使ったパンは香ばしい」といった使われ方をする。
「全粒粉」の英語用例・例文
「全粒粉」は英語で「whole wheat flour」と表記する。「全粒粉パン」の場合は「whole wheat flour bread」だ。「whole wheat muffin」は「全粒粉マフィン」のことである。「Whole wheat flour contains fiber and iron.」は、「全粒粉には食物繊維と鉄分が含まれている」という意味の例文だ。「The whole wheat bagel is so tasty.」は、「全粒粉ベーグルは美味しい」という意味になる。《全粒粉》の正しい読み方
「全粒粉」の正しい読み方
「全粒粉」の読み方は基本的には「ぜんりゅうふん」である。ただし「ぜんりゅうこ」と読む場合もある。「ぜんりゅうふん」は音読みで統一した読み方である。
「ぜんりゅうこ」は「粉(こ)」のみ訓読み(いわゆる重箱読み)であるが、こう読めば「小麦粉(こむぎこ)」「米粉(こめこ)」「片栗粉(かたくりこ)」などと呼称が揃って分かりやすい。
「全粒粉」の意味解説
「全粒粉」とは、胚芽や表皮、胚乳を付けたままひいて作った小麦粉のこと。粉の色は茶褐色を帯びている。表皮や胚芽の香ばしい風味や歯ごたえある食感が特徴。通常の小麦粉と比べて栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含む。パンやマフィン、クッキーなど食品の材料として用いられている。なぜ「全粒粉」と読むのか・理由
「全粒粉(ぜんりゅうふん)」は音読みの言葉だ。音読みとは昔の中国の発音が元となった読みで、音を聞いただけでは意味が分からないものが多いのが特徴。そのため、2字以上の漢字を組み合わせて、意味が分かるような熟語が作られている。- 《全粒粉》の正しい読み方のページへのリンク