英知出版 英知出版の概要

英知出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/12 00:14 UTC 版)

英知出版株式会社
EICHI PUBLISHING INC.
種類 株式会社
本社所在地 日本
150-0001
東京都渋谷区神宮前5-38-4
(現況は結婚式場「青山フェアリーハウス」)[1]
設立 1977年(創業は1973年
業種 情報・通信業
事業内容 書籍及び雑誌の出版・販売 映像制作・販売
コンピューターソフト制作・販売
マーケティング及び広告代理
代表者 上野文明(社長)
資本金 1,000万円
従業員数 51人
テンプレートを表示

概要

AVメーカーの宇宙企画を創立した山崎紀雄が、1982年に出版社の権利を買取り[2]、メディアミックスの出版事業に乗り出した。1983年に『ビデオボーイ』、『Beppin』を創刊。男性向け雑誌、特にグラビア雑誌を発行した。

1980年代末には『Beppin』、『デラべっぴん』、『ビデオボーイ』の3誌合計で毎月100万部を発行していた[3]

1994年には『Beppin』がわいせつ容疑で摘発。1996年には関連3社を含めて11億円の申告漏れを指摘され、5億6千万円の追徴課税を受ける[4]

2001年、山崎紀雄が株式を手放し、経営から手を引く[5]

2002年6月、ファッション誌、パズル誌、書籍部門を新設分割し、ゼィープラス子会社のインフォレスト株式会社に譲渡[6]

2006年に男性向け雑誌の発行部門を株式会社ジーオーティーに営業譲渡[7]し、以後は趣味・実用系の雑誌・書籍を発行していた。

親会社であるティーケーパートナーズの経営破綻により、2007年3月30日に事業を停止し、同年4月19日に東京地方裁判所自己破産の申し立てを行った。

沿革

発行されていた主な雑誌

一般誌・女性誌

パズル雑誌

男性誌

「(※)」の雑誌は、「発行元:ジーオーティー、発売元:英知出版」を経て、「発行元・発売元:ジーオーティー」となった計8誌。

  • GOKUH(ゴクウ) - 創刊号は1991年8月号、最終号は2006年9月号

  1. ^ a b 川田勉プロフィール”. 株式会社アトリエ・ツトムカワタ. 2017年3月31日閲覧。
  2. ^ 費用は800万円で、他に雑誌コード取得に1千万円、書籍コードに200万円かかったという。阿久真子『裸の巨人 宇宙企画とデラべっぴんを創った男 山崎紀雄』(2017年、双葉社)p139。
  3. ^ 本橋信宏 (2011年1月11日). “第7話 四十路になったあの美少女たちは”. 2012年10月28日閲覧。
  4. ^ 阿久真子『裸の巨人 宇宙企画とデラべっぴんを創った男 山崎紀雄』pp223-225。
  5. ^ 阿久真子『裸の巨人 宇宙企画とデラべっぴんを創った男 山崎紀雄』p229。山崎は2002年に宇宙企画も売却。1997年に設立した出版社バウハウスから綾瀬はるか(2002年)や杉本彩(2004年)らの写真集を出すが、これも2005年には人手に渡したという。
  6. ^ a b 平成14年5月17日付官報本紙第3362号26頁
  7. ^ a b ジーオーティー - Company info 会社概要”. 株式会社ジーオーティー. 2015年4月13日閲覧。
  8. ^ a b c 英知出版株式会社-ティーケーグループ【TK GROUP】(2006年7月12日時点のアーカイブ
  9. ^ 平成13年2月27日付官報本紙第3063号29頁
  10. ^ 帝国データバンク 大型倒産速報(2007年5月22日時点のアーカイブ)
  11. ^ コスモードネット - おしらせ「COSMODE再始動です!」(2007年6月30日時点のアーカイブ)
  12. ^ 国立国会図書館サーチ - 書誌詳細 - Beppin school = ベッピンスクール(ジーオーティー)1992
  13. ^ 『驚愕の外人犯罪裏ファイル-外人犯罪白書2007』英知出版〈EICHI MOOK〉ISBN 9784754256180
  14. ^ 聖トマス大学沿革
  15. ^ もう「エッチ大」とは呼ばせない 英知大学が校名変更へ 朝日新聞2007年1月12日(2007年1月17日時点のアーカイブ)


「英知出版」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「英知出版」の関連用語

英知出版のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



英知出版のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの英知出版 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS