翰林院とは? わかりやすく解説

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翰林院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 19:22 UTC 版)

翰林院(かんりんいん、満州語:bithei yamun)は、玄宗開元26年(738年)に設けた翰林学士院がその起源で、唐代中期以降、主に詔書の起草に当たった役所のことをいう。元代には国史院と統合されて、翰林国史院と呼ばれていた[1]が、明代には旧に復した。大順では弘文館と呼ばれた。


  1. ^ モンゴル帝国には既にウイグル人による必闍赤(Bichikchi)と呼ばれる翰林院と同じ役目を果たす役所が存在したため翰林院を置く理由がなかった。そのため、中国歴代王朝にあった翰林院再興に尽力した王鶚はウイグルにはなかった「正史編纂」を口実として翰林院再興をクビライ・カアンに勧めた。その経緯から、既存の必闍赤と併置する形で翰林国史院が設置されたのである(道上峰史「元朝翰林国史院考」(所収:『明代史研究会創立三十五年記念論集』、汲古書院、2003年))。


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