東映エージエンシー 概要

東映エージエンシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/28 01:39 UTC 版)

概要

東映作品の企画製作・広告枠買付けを主業務とする。作品によってはプロデューサーに東映エージエンシーの人物が名を連ねており、制作側とスポンサー側の橋渡しを担っている[2]スーパー戦隊シリーズでは、『超新星フラッシュマン』から『超力戦隊オーレンジャー』までの間、東映エージエンシーのプロデューサーがクレジットされていないが、東映エージエンシープロデューサーの矢田晃一はこの時期に番組担当者が専任ではなくスポンサーへの営業も兼ねるようになったため、常駐して番組制作に携わることができなくなったからであると証言している[2][3]

百獣戦隊ガオレンジャー』ではスーパー戦隊シリーズ25作記念作品であったことからイベントが多く予定されていたため、オーディションでイベントで求められる仕草を要望するなど営業活動の要素をキャスティングに求めるようになり、以後の作品でも継続している[2]

カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルの国内レップ(代理店)業務を行なってきたが、2019年9月に日本経済新聞社に譲渡した。

2021年4月、AICライツと同社のIPを共有し新作タイトル制作などの事業展開を目的とした業務提携を発表[4]

その他の業務

先述した業務以外に、他社や一般消費者に向けた様々な業務を手掛ける。

保険業務
法人向けの管財物件や映画撮影などに伴う保険、個人向けの火災・自動車保険など
人材派遣業務
「東映キャリアワン」名義で、東映グループ企業に限らず、他業界他職種の大手企業や官公庁なども顧客に持ち、派遣や人材紹介などの総合人材サービスを手掛ける。
貿易業務
「東映アクティス」名義で、旧東映貿易から引き継いだ農業機械の輸出入などを手掛ける。
感染対策サービス
コロナ禍を受けて、「キノシールド」や「デルフィーノ」などと提携し、除菌・抗菌サービスなどを提供する。
新電力事業
「東映でんき」名義で、供給電圧が6,000ボルト以上の高圧契約の顧客向けに、電気代削減のための新プランを提供している。コロナ禍による社会情勢を受けて、2020年10月より開始された新事業。

これまでに携わった作品

アニメ

東映動画 → 東映アニメーション作品

東映本社作品

その他の作品

特撮


  1. ^ 会社案内|東映キャリアワン”. 株式会社東映エージエンシー. 2024年1月2日閲覧。
  2. ^ a b c スーパー戦隊21st 2017, p. 33, 「スーパー戦隊制作の裏舞台 矢田晃一」
  3. ^ ただし『忍者戦隊カクレンジャー』『超力戦隊オーレンジャー』については、最終回のエンディングのみ矢田がプロデューサーの一人としてクレジットされている。
  4. ^ AICライツ、 東映エージエンシーとIPを共同保有・運用で提携…「メガゾーン23」や「ガルフォース」「天地無用」などのリブートプロジェクトや新作なども”. Social Game Info (2021年4月16日). 2021年4月17日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東映エージエンシー」の関連用語

東映エージエンシーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東映エージエンシーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東映エージエンシー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS