月華の剣士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 08:11 UTC 版)
作品解説
同社の『サムライスピリッツ』シリーズ(以下『サムスピ』と表記)と同様に、キャラクターが刀などの武器を使うのが特徴の武器格闘ゲーム。
物語は、日本の江戸時代後期の幕末が舞台となっており、新撰組なども設定として登場する。また、陰陽道や四神といったオカルト要素も設定に深く関わっている。キャラクターイラストはTONKO(せんのあき)が担当。
1997年(平成9年)12月に『幕末浪漫 月華の剣士』が業務用MVSで発売され、翌1998年(平成10年)11月には続編の『幕末浪漫第二幕 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜』が同じく業務用MVSで発売された。
2010年6月、パチスロ『幕末浪漫 月華の剣士外伝〜あかりと七つの妖珠〜』が稼働。
シリーズ作品
- 幕末浪漫 月華の剣士
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- アーケード:1997年12月5日
- ネオジオ:1998年1月29日
- ネオジオCD:1998年3月26日
- Wii バーチャルコンソール:2012年3月13日(配信元:D4エンタープライズ) - レイティングはCERO:B(12才以上対象)。
- Steam:2016年8月31日(開発元:DotEmu) - レイティングはCERO:B(12才以上対象)。
- PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Windows 10)、iOS、Android(アケアカNEOGEO):PlayStation 4およびXbox Oneは2017年5月18日、Nintendo Switchは2017年12月14日、PC(Windows 10)は2018年2月28日、iOSおよびAndroidは2022年7月21日(配信元:ハムスター) - レイティングはCERO:B(12才以上対象)。
- 第1作、欧米版タイトルは『THE LAST BLADE』。2作目の略称から『一幕』とも呼ばれる。
- 幕末浪漫第二幕 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜
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- アーケード:1998年11月25日
- ネオジオ:1999年1月28日
- ネオジオCD:1999年2月27日
- Wii バーチャルコンソール:2012年8月21日(配信元:D4エンタープライズ) - レイティングはCERO:B(12才以上対象)。
- PlayStation 4 / PlayStation Vita:2016年5月25日 - レイティングはCERO:B(12才以上対象)。
- Steam:2017年11月18日(開発元:Code Mystics Inc.)
- PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Windows 10)iOS、Android(アケアカNEOGEO):PlayStation 4およびXbox Oneは2018年2月15日、Nintendo Switchは2018年6月21日、PC(Windows 10)は2018年10月26日、iOSおよびAndroidは2022年10月20日(配信元:ハムスター) - レイティングはCERO:B(12才以上対象)。
- 第2作、欧米版は『THE LAST BLADE 2』(ザ・ラスト・ブレード ツー)。略称は『二幕』。
- PS4、PS Vita版はオンライン対戦に対応。クロスプレイ対応のため、PS4とVitaの異機種間対戦が可能。クロスセーブ対応のためセーブデータ共有可能。
家庭用移植
以下は家庭用独自要素のある移植作品。その他のアーケード版準拠移植作品は上節を参照。
- 幕末浪漫 月華の剣士
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- PlayStation:1999年2月25日
- ゲームアーカイブス: 2007年4月26日 - レイティングはCERO:B(12才以上対象)。
- 『一幕』の移植版。オープニングにアニメムービーを使用、追加キャラクターなどのおまけ要素も充実。
- 武器が『二幕』と同様に飛ばなくなったため、一部のキャラクターの技の仕様が異なる。
- 幕末浪漫特別編 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜(THE LAST BLADE Beyond the Destiny)
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- ネオジオポケット(カラー専用):2000年3月16日 / ベスト:2001年8月2日
- Nintendo Switch:2020年10月29日 - レイティングはCERO:A(全年齢対象)。
- ネオポケ恒例のSDキャラクターの格闘ゲーム。基本的には『二幕』を基にしているが、一度クリアするまではストーリーが一幕のものになっている(嘉神の覚醒は演出であり、性能は変わらない)。
- 十三、紫鏡(骸)、示源は使用キャラクターとしては登場しないが、十三と骸はそれぞれミニゲームで登場する。
- 幕末浪漫第二幕 月華の剣士 Final edition
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- ドリームキャスト:2000年12月21日 / ベスト:2002年5月23日(当初は2001年11月22日発売の予定だったが旧SNK倒産により一旦発売中止されその後事業を引き継いだプレイモアから発売された。)
- 『二幕』の移植版。欧米ドリームキャスト版は『THE LAST BLADE 2 HEART OF THE SAMURAI』(ザ・ラスト・ブレード ツー ハート・オブ・ザ・サムライ)。剣質「極」が最初から使用可能。アートギャラリーモードで各種イラストを閲覧できるほか、本作のキャラクターをモチーフにした絵柄の花札でこいこいを遊ぶことができる。また、『一幕』のデモシーンがムービー形式で収録されている。
- なお、取扱説明書には隠しキャラクターの使用コマンドが載っているにもかかわらず、技コマンドは載っていない。
- ネオジオ版と技のエフェクトが違うものがある。
- 幕末浪漫 月華の剣士1・2
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- PlayStation 2:2006年1月12日 / ベスト:2007年6月21日 - レイティングはCERO:B(12才以上対象)。
- 『NEOGEO オンラインコレクション』第2弾で、『一幕』と『二幕』が同時収録されている。
- 第1弾の『餓狼 MARK OF THE WOLVES』とは違い、ネオジオ版をほぼそのまま移植している。
ストーリー
- 幕末浪漫第二幕 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜
- 「朱雀」の暴走より半年。「常世」につながる大穴は、嘉神の大罪を語るが如く未だ天空に座し、「現世」をうかがっていた。再び境界を閉ざし、2つの世界を分断するには、はるか神話の時代より伝えられる「封印の儀」をとりおこない、「常世」からの気の流れを遮断する必要があった。しかし、「封印の儀」とは「四神」の力と「封印の巫女」がそろって初めて成り立つ儀式である。「封印の巫女」を捜すため、「現世」では「玄武」を中心にそれぞれが動きはじめていた。
- 時を同じくして「常世」。深い闇の底では「封印の儀」を阻止するべく、さまざまな意識が引き寄せ合いうごめいていた。それらはやがて一つの思念となり、ある者を「現世」へよみがえらせた。四神の長「青龍」として目覚めはじめた楓。天空をあおぎ、己の過去が清算されていないことを語る守矢。新たな運命のきざしを感じはじめる雪。そして、奇跡的に命をとりとめ、己の運命を受け入れる男。嘉神。それぞれの思いが交錯する中、時代は再び彼らを闘いへといざなっていく。[1]
- 1 月華の剣士とは
- 2 月華の剣士の概要
- 3 ゲームシステム
- 4 登場キャラクター
- 5 逸話
- 6 関連書籍
固有名詞の分類
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