月華の剣士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 08:11 UTC 版)
登場キャラクター
『一幕』から登場
- 楓(かえで)[Kaede]
- 声 - 水津光司
- 使用武器 - 刀 疾風丸
- 流派 - 活心一刀流
- キャッチコピー「時代を継ぐ少年 / Shining Soul」。主人公。活心一刀流の使い手で、死した養父・慨世より四神の一角・青龍を継ぐことになる。青龍としての力を覚醒させると、結んだ髪が解け、黒髪が金髪に変わり、やや気弱だった性格も猛々しく好戦的になる。『一幕』ではコマンド入力で「覚醒」する必要があり、覚醒中は体力が徐々に減少するが、『二幕』では常に力を発揮できるようになった(反面、性能は大幅に抑えられた)。
- なお、『二幕』でも覚醒前の状態の楓を隠しキャラクターとして使用できる。ただし、『一幕』のように「覚醒」をすることはできない。
- 御名方守矢(みなかた もりや)[Moriya Minakata]
- 声 - 橋本潤
- 使用武器 - 刀 月の桂
- 流派 - 活殺逸刀流
- キャッチコピー「月の宿命に生きる士 / Moon Destiny」。楓と雪の義兄。没落士族の子供であったが、慨世の元へ養子に入った。活殺逸刀流(元は活心一刀流)の使い手。
- 雪(ゆき)[Yuki]
- 声 - 西川葉月
- 使用武器 - 槍 牡丹
- 流派 - 活心長槍術
- キャッチコピー「運命を貫く槍 / Anxious White」。慨世に拾われ育てられた異人の女性。細くしなやかな体躯で、頭髪は長い金髪。楓の義姉であり、守矢からすれば義妹。守矢に想いを寄せる。凍術と槍術を使う。嘉神の事件のあと、楓とともに翁の指示により『地獄門』について調査をしていた雪は、翁からその封印方法を聞かされる。その内容は『封印の巫女』と呼ばれる女性と『四神』の力によって『封印の儀』をとりおこなうというものだった。そして『封印の巫女』の手がかりを聞かされた時、雪の中に1つの疑問が生まれた。雪はその疑問を確かめるため、楓たちに黙って旅に出てしまう。実は封印の巫女であり、『二幕』のエンディングでその命と引き換えに地獄門を封印した。
- 『一幕』では高性能な技の数々が特徴的だったが、『二幕』では主力技の弱体化が施された。全体的に大振りな技が多い。
- 玄武の翁(げんぶのおきな)[Okina]
- 声 - 中井重文
- 使用武器 - 釣り竿 火梵
- 流派 - 真心流 一の太刀
- キャッチコピー「闘う隠者 / Fighting Hermit」。四神の内の1つ・玄武の守護神。慨世亡き後は、楓と雪を養っていた。慨世と嘉神の師でもあり、かつては「闘将朴然」と呼ばれた、相当な腕前の剣豪であった。釣竿や魚篭を武器に闘う。
- 一条あかり(いちじょう あかり)[Akari Ichijo]
- 声 - 麻績村まゆ子、植田佳奈(パチスロ版)
- 使用武器 - 幣帛 明暗
- 流派 - 一条流陰陽術
- キャッチコピー「小さな陰陽師 / Magical Little Girl」。代々陰陽師の家系に生まれた少女。幼いながらも、類稀な才能で様々な式神を使役する。「えんぐりっしゅ(英語)」に強い関心を持っており、会話の中に織り交ぜる。楓のことが好みのようである。関西弁を話す。なお姉のひかりの他に道磨という兄がいるが、本編に登場したことは無い。PlayStation版では、十三と共に「おまけ」のキャラクター紹介で喋りまくる。
- 他のキャラクターには無い変則的な性質の技を数多く持つ。空中で打ち負けにくいジャンプ攻撃を持ち、「力」は、屈み強斬りの2段目を必殺技でキャンセルできる。「力」と「技」とで、闘い方が大きく異なるキャラクター。『二幕』では特殊技の「符呪・唱閃」を使ったお手軽な永久コンボが存在する(ただし、前述の限界ダメージが適用され、相手の体力の減少が途中で停止する)。
- パチスロ『あかりと七つの妖珠』では主人公となっている(『二幕』から数年後の、成長したあかりが登場)。
- 一条あか狸(ポン太)[Akari "Ponta" Ichijo]
- 声 - 麻績村まゆ子
- PlayStation版の隠しキャラクター。あかりに化けたイタズラ好きのオス狸だが、化けた姿は尻尾が出てしまっている。
- 神崎十三(かんざき じゅうぞう)[Juzoh Kanzaki]
- 声 - タイソン大屋、小西克幸(パチスロ版)
- 使用武器 - 金棒 金剛羅漢
- 流派 - 我流
- キャッチコピー「陽気な羅漢 / Big Heart」。あかりの家に居候している男。長い金棒と、それを扱うに足る六尺六寸の巨躯を武器に戦う。あかりを「お嬢」と呼び頭が上がらないが、実は三枚目を演じているだけで、頭の切れる人物。あかりの病弱な姉・ひかりに惚れ込んでおり、『二幕』では彼女に良い所を見せようと躍起になる。
- 基本の攻撃力は高く、金棒を使った攻撃はリーチが長い。ジャンプBやジャンプCは十三の要となる技。『二幕』では、「ぶんナゲ」や「たたきツケ」から追加入力をしていくことで、次々と別の技や超奥義に派生できる(「たたきツケ」は「ブンナゲ」からも繋げることが可能な他、さらに「ぼこナグリ」「すりツブシ」を初めとする技に派生できる。ただし「ぼこナグリ」と「すりツブシ」の2つは、相手が特定のボタンを押すことで投げ抜けされる)。「岩クダキ」は、前方への溜め技で、「力」ではガード不能技と化す。
- 鷲塚慶一郎(わしづか けいいちろう)[Keiichiro Washizuka]
- 声 - 小西克幸
- 使用武器 - 刀 隼
- 流派 - 天然理心流
- キャッチコピー「誠忠の剣 / Sword Wolf」。新撰組副局長・土方歳三直属の部下という設定(どの隊にも属していない)の新撰組隊士。地獄門について調査を命ぜられる。太平の世に忘れ去られた侍の美学と、それに対する熱き思いを胸に秘めている。
- 紫鏡(しきょう)[Shikyoh] / 骸(むくろ)[Mukuro]
- 声 - モンスター前塚
- 使用武器 - 凶刀 禿鷲
- 流派 - 不明
- キャッチコピー「彷徨う悪夢 / Living Nightmare」(紫鏡)、「地獄ノ淵ニ棲ムモノ/Hell Beast」(骸)。新撰組に所属していたが、殺人欲のみで動いていたことで不要な殺人も行っていたために新撰組内で粛清されかけた。だが、事前に事の次第を察して新撰組を脱退、流浪のはぐれ人斬りとなった。『一幕』のエンディングで地獄門に吸い込まれ、『二幕』にて奇跡的に生還を果たしたようだが、頭と首に包帯を巻いた腐乱死体のような姿に変わり果てた。『二幕』での名前は、死体を意味する「骸」。
- 天野漂(あまの ひょう)[Hyo Amano]
- 声 - 大塚明夫
- 使用武器 - 刀 男前
- 流派 - 我流喧嘩矢倉
- キャッチコピー「江戸の喧嘩桜 / Romancing Wanderer」。風流を心から愛する男。仕込み刀を持ち歩く遊び人だが、よほどのことがない限り、仕込み刀は木刀として使っている。奥義の名前は将棋をモチーフにしたものがほとんどである。響の父源蔵は旧友であり、切れ味の落ちた男前を鍛えなおしてもらうため高嶺の家を訪れたが既にそこに人は無く、行方のわからなくなった響を探すためぶらりと旅に出る。
- 李烈火(リー・レッカ)[Lee Recca]
- 声 - 橋本潤
- 使用武器 - 扇子 紅蓮
- 流派 - 飛影拳
- キャッチコピー「黄土からの使者 / Oriental Justice」。本名は李成龍。清朝時代の中国・嵩山少林寺からやって来た、正義を重んじる武術家の青年。炎を纏う足技を主体とした拳法を使う。
- 斬鉄(ざんてつ)[Zantetsu]
- 声 - 大友龍三郎
- 使用武器 - 小太刀 影、流
- 流派 - 忍術
- キャッチコピー「最強の忍道 / Last Ninja」。『龍虎の拳』に登場した如月影二の流派、如月流忍術の源流とも言える人物であり、『一幕』のエンディングでは後世の継承者として影二の姿も登場する。歴史の表舞台で暗躍した忍者の一人だったが動乱によって彼のみ生き残ったことがきっかけで、以降我が流派こそが最強である証を求めるため修羅の道を進み、地獄門に集まる猛者たちに戦いを挑む。『二幕』の時点で病を患い余命幾許も無いことが判明する。愛する孫にできる限りの技を伝授した後、二度と戻らぬ里を後にして再び強者の集う地獄門へ向かう。
- 直衛示源(なおえ しげん)[Shigen Naoe]
- 声 - 伊藤えん魔
- 使用武器 - 数珠 白虎の数珠
- 流派 - 壊腕・白虎の爪
- キャッチコピー「鉄腕猛虎 / Iron Tiger」。四神の白虎で、2メートルを超す巨漢の男。その相貌は人間離れしている。筋骨隆々の逞しい肉体を鋼鉄の様に硬くする呼吸法を用いて徒手空拳で戦い、白虎の数珠を手首につけている(武器が飛ばされる場合はこれが飛ぶ)。
- 『一幕』では親友の嘉神に封印され、怒りと狂気に囚われて封印を破り暴走するが、虎徹の声によって正気を取り戻す。『二幕』では普通に言葉を話し、エンディングにて地獄門を封印したものの、その直後に落命する。
- 投げ技の有効間合いや威力が優れる反面、打撃技の発生が遅い「力」、各種の技のバランスは取れている代わりに投げ技の有効間合いと威力が「力」に比べて劣る「技」というように、『一幕』では「力」と「技」それぞれの性能差が激しい。『二幕』では、『一幕』での技の性質が大きく変更された。「金剛砕」が、連続する投げ技の始動技となり、ここから追加コマンドを入力することによって、次々と投げが展開され、超奥義や潜在奥義にも発展する(「壊」「烈」「昇」「墜」や、潜在奥義の「怒髪衝天」など、相手は特定のボタンを押すことで投げ抜けが可能。投げ抜けされた場合、示源のゲージは消費しない)。超奥義の「因果応報」も性質が大きく変わった他、決まった時のダメージが非常に高い。
- PlayStation版では、封印されていた間の影武者である「木偶の示源」も隠しキャラクターとして使用できる。
- 直衛虎徹(なおえ こてつ)[Kotetsu Naoe]
- 声 - 生駒治美
- 示源が養子にしていた娘。一人称は「オイラ」であり、一見すると男の子に見える。養父の死後、白虎を継ぐことになる。『二幕』ではコマンドを入力することにより、戦いの前に隠しキャラクターとして登場するも、直後に示源につまみ出されるため、実際にプレイヤーが操作するのは示源になるが、勝利画面のメッセージなども変化する。
- 暁武蔵(あかつき むさし)[Musashi Akatsuki]
- 声 - フランキー仲村
- 使用武器 - 大小の刀(無銘)
- 流派 - 二天一流 改
- キャッチコピー「魔神二天流 / Ghost Blade」。『一幕』の中ボスで、嘉神の手により復活した宮本武蔵。左目が潰れており、右目は赤く爛々としている。プレイヤーに敗れた後は、「良い闘いであった」と満足して常世に帰っていく。中ボスであり、アーケード版でも隠しコマンドで使用可能。ネオジオCD版とドリームキャスト版の『二幕』では、アーケードモード以外で使用できる。
- 嘉神慎之介(かがみ しんのすけ)[Shinnosuke Kagami]
- 声 - 粟根まこと
- 使用武器 - 刀 瑞鳳
- 流派 - 焦刀・朱雀の炎
- キャッチコピー「堕天の剣 / Crisis Christ」。『一幕』では最終ボスで、アーケード版では使用不可。楓たちの師匠である慨世を殺害した張本人。『二幕』では通常使用キャラクターになった。『一幕』で楓に敗れた嘉神は地獄門に身を投げるが、そのまま死ぬことなく生還する。『二幕』で今回の地獄門の騒動の行く末を見守るため再び剣を取る。人の行く末を見すえるべく朱雀の守護神は再び飛翔する。
『二幕』から登場
- 真田小次郎(さなだ こじろう)[Kojiroh Sanada]
- 声 - 中谷さとみ、小山彰一(PlayStation版『一幕』)
- 使用武器 - 刀 百舌
- 流派 - 天然理心流
- キャッチコピー「壬生の陰狼 / Shadow Wolf」。新撰組・零番隊隊長。同じ新撰組の鷲塚とは親友同士。彼は任務に忠実で規律に厳しく、零番隊隊士たちの心の支えとなっている。しかし約半年前、脱隊者の紫鏡を取り逃がしたことが事の発端となり、零番隊の任務であった『地獄門調査』が、突然鷲塚慶一郎の単独捜査へと切り替わってしまった。紫鏡との闘いで幾名かの隊士を失い、零番隊の存在意義が問われる中、再び『地獄門調査』の任務が命ぜられる。実は『一幕』の頃に既に紫鏡に殺害されており、『二幕』に登場する小次郎の正体は、その姿を借りた彼の妹・香織である。そのため、『二幕』の小次郎のプロフィール記述は兄のものと香織自身のものが入り交じっている。
- PlayStation版『一幕』では存命時の本人を隠しキャラクターとして使用できるが、上記の設定のためにキャラクターの性能は『二幕』と大幅に異なる(鷲塚とほぼ同じ性能)。
- 高嶺響(たかね ひびき)[Hibiki Takane]
- 声 - 氷上恭子
- 使用武器 - 刀 谺(こだま)
- 流派 - 無双真伝流
- キャッチコピー「純潔の太刀筋 / Innocent Slash」。居合の達人で数々の銘刀を生み出してきた高嶺源蔵。その名を知る者は意外にも少ない。時代の表舞台から姿を消したあと、片田舎に引きこもりひっそりと刀を打ち続ける。そのかたわらには愛娘、響の姿があった。ある時、源蔵は高嶺家を訪れた『銀髪の男』から刀の依頼を受けた。男は帰り際に帰宅した響とすれ違った。響はその時、妙な胸騒ぎを感じずにはいられなかった。やがて源蔵は一本の太刀『八十枉津日太刀』を完成させた。しかしながら、力を使い果たした彼は、後日病の床へとつき息を引き取った。[2]源蔵が死ぬ前、最後の依頼で作り上げた黒刀を持つ銀髪の男(刹那)を捜して一人旅に出る。対CPU戦で斬殺(相手の体を切断する)を繰り返すと、エンディングの台詞が変わる他、対人戦でも勝利ポーズと勝利メッセージが変化する。
- 刹那(せつな)[Setsuna]
- 声 - 山内圭哉
- 使用武器 - 刀 八十枉津日太刀(やそまがつひのたち)
- 流派 - 不明
- キャッチコピー「暗闇の殺戮剣 / Dark Soul」。常世の使者。またの名を「イノチヲカルモノ」。嘉神の事件後『地獄門』より現れた者の1人。『常世』の強い思念が戦乱で死んだ若児に取りつき生み出された存在。現世及び常世のありとあらゆるもの(自分自身を含めた)全ての存在を憎んでいる。
- 黄龍(こうりゅう)[Kouryu]
- 声 - 石井康嗣
- 使用武器 - 刀 十握剣(とつかのつるぎ)
- 流派 - 活心一刀流
- キャッチコピー「和する帝王 / Dragon Emperor」。『二幕』の最終ボスであり、CPU専用キャラクター。その正体は楓たちの師匠であり、義父でもある先代の青龍・慨世。死後、常世側から地獄門を守る第五の守護神・黄龍となったが、強力な常世の思念に精神を支配され、プレイヤーの前に立ちはだかる。
- 持ち技の全てが強力無比であり、ボスキャラクターに相応しい無類の強さを誇る。家庭用のみ、隠しコマンドで使用可能。
- はぐれ人形(はぐれひとかた)[Hagure-Hitokata]
- 声 - 麻績村まゆ子
- 隠しキャラクター。あかりが陰陽術で使う人形が一人歩きしたもので、対戦相手に化けて戦う。普段はあかりに化けており、はぐれ人形同士での対戦ではこの姿で戦う。対CPU戦で、このキャラクターで最後まで到達すれば、最終ボスの黄龍を使用できる。
- 1 月華の剣士とは
- 2 月華の剣士の概要
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