旭川市旭山動物園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 14:37 UTC 版)
旭川市旭山動物園 Asahikawa Asahiyama zoological park | |
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施設情報 | |
専門分野 | 総合 |
所有者 | 旭川市[1] |
管理運営 | 旭川市[1] |
園長 | 坂東元[2] |
頭数 | 633点(2019年4月1日現在[2]) |
種数 | 101種(2019年4月1日現在[2]) |
来園者数 | 137万8900人(令和元年度[3]) |
開園 | 1967年7月1日[2] |
所在地 |
〒078-8205 北海道旭川市東旭川町倉沼 |
位置 | 北緯43度46分4.9秒 東経142度28分47.2秒 / 北緯43.768028度 東経142.479778度座標: 北緯43度46分4.9秒 東経142度28分47.2秒 / 北緯43.768028度 東経142.479778度 |
概要
日本最北の動物園。園内の一貫したテーマは、『伝えるのは、命』。
動物の自然な生態が見られる行動展示(後述)を実施して、一躍有名になった。1997年以降は入園者数が増加し、北海道を代表する観光地として定着している。日本国内だけではなく海外[4]からも数多くの観光客が訪れている。2004年6月の「あざらし館」公開以降は7月は18万5,461人、8月は32万1,500人と、恩賜上野動物園を抜いて日本一の月間入園者数を記録した。2006年度の入園者数は300万人を超え、350万人の来園者があった上野動物園に次いで国内2位[5]、2010年以降は、愛知県の東山動植物園に抜かれ第3位[6][7]になったが世界レベルでも上位の入場者数を記録している。寒冷地域に生息する動物の飼育繁殖に実績があり、旭山動物園が国内で初めて飼育下での自然繁殖に成功した動物にホッキョクグマ、アムールヒョウ、コノハズクなどがいる。
展示
行動展示
日本の動物園で一般的な、動物の姿形を見せることに主眼を置いた「形態展示」ではなく、行動や生活を見せる「行動展示」を導入したことで注目を集めた。
ペンギンのプールに水中トンネルを設ける、ライオンやトラが自然に近い環境の中を自由に動き回れるようにするなど、動物たちが動き、泳ぎ、飛ぶ姿を間近で見られる施設造りを行っている。環境エンリッチメントとして、冬のペンギンの運動不足解消から始められた雪の上の散歩は人気イベントで、積雪時に限り毎日開催される。このほか、食事時間をもぐもぐタイムと称し[9]、動物の行動を展示する催しも行われている。旭山動物園の行動展示は今後の動物園展示の指針として国内外の動物園関係者が視察に訪れるなど注目されている。
混合展示
異なる動物を同じ場所で飼育する「混合展示」も新たな取り組みとして試みられている。現在はゴマフアザラシとオジロワシ・オオセグロカモメ、ジェフロイクモザルとカピバラ、ニホンザルとニホンイノシシの混合展示を行っている。過去にはペンギン館でアザラシの仔を飼育していたことがあるほか、マルミミゾウとモモイロペリカンの混合展示もあった。動物同士のストレス解消などの狙いがある。
- ^ a b 旭川市旭山動物園条例
- ^ a b c d 旭川市旭山動物園施設概要 旭川市旭山動物園
- ^ 旭川市旭山動物園 入園者数〔2015(H27)年度〜2019(R1)年度〕
- ^ 特にアジアからの観光客が顕著。[要出典]
- ^ 旭山動物園、真冬も熱い 動物生き生き、団体急増 朝日新聞 2006年02月03日記事]
- ^ 全国500か所のレジャー・集客施設 入場者数ランキング 綜合ユニコム 2011年10月3日
- ^ 2011年10月30日放送スタイルプラス
- ^ http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/zoo/news/kikin/kikin.html
- ^ “イベント紹介と年間スケジュール”. 旭川市 旭山動物園. 2018年4月1日閲覧。
- ^ a b さらば「遊戯施設」(平成19年秋) - 旭山動物園ヒストリー・読み物
- ^ a b c ヒューマンインタビュー 牧田雄一郎さん(60) *旭山動物園で開園以来勤務し今月末で退職する飼育員*動物たちとともに40年*今後も地元に密着を 旭川報道部・小川郁子 2008/03/23 北海道新聞旭川支社 2013-3-26閲覧
- ^ a b c d e “旭川市旭山動物園 年度別入園者数(昭和42年度~平成28年度分)”. 旭川市. 2017年12月3日閲覧。
- ^ 2003年2月13日共同通信
- ^ “北海道新聞文化賞”. 北海道新聞社. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “旭山動物園が遊園地廃止へ…アフリカ館など“本業”を拡大”. MSN産経ニュース. (2007年10月16日). オリジナルの2007年10月18日時点におけるアーカイブ。 2022年9月22日閲覧。
- ^ “レッサーパンダの橋が登場 旭山動物園に新施設”. MSN産経ニュース. (2007年12月19日). オリジナルの2008年1月2日時点におけるアーカイブ。 2022年9月22日閲覧。
- ^ “キツネ襲撃?おとりフラミンゴ1羽死に1羽不明”. 読売新聞. (2012年8月18日) 2012年8月23日閲覧。
- ^ “バイバイ「ザブコ」 旭山動物園、49歳のカバ衰弱死”. 北海道新聞. (2013年11月28日) 2013年11月28日閲覧。
- ^ 旭川市旭山動物園 国土交通省 p.7
- ^ 旭川市旭山動物園開園50周年記念事業ロゴマーク - 旭川市旭山動物園(2017年1月18日更新)2017年12月16日閲覧
- ^ 旭山動物園開園50周年記念事業の実施について - 旭川市旭山動物園(2017年4月24日)2017年12月16日閲覧
- ^ 旭山動物園開園50周年記念日イベントについて(7月1日・7月2日) - 旭川市旭山動物園(6月21日更新)2017年12月16日閲覧
- ^ 旭山「登録博物館」に道内の動物園で初 - 北海道新聞2024年3月6日
- ^ “旭山動物園で人気のシロサイ「ノシオ」が天国へ”. MSN産経ニュース. (2009年11月19日). オリジナルの2009年11月30日時点におけるアーカイブ。 2022年9月22日閲覧。
- ^ “旭山動物園、海鳥館新設へ : 北海道発”. YOMIURI ONLINE (読売新聞). (2013年4月27日). オリジナルの2013-4-29 09:00時点におけるアーカイブ。 2013年4月29日閲覧。
- ^ “開園期間・時間”. 旭川市旭山動物園. 2023年12月21日閲覧。
- ^ [1] - 旭川市旭山動物園2023年冬季日本語パンフレット
- ^ [2] - 旭川市旭山動物園ホームページ
- ^ “旭山動物園往復バスセット券”. 北海道中央バス. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “旭山動物園きっぷ(2021年度設定)”. JR北海道. 2021年4月7日閲覧。
- ^ “JR北海道「特急ライラック旭山動物園号の運行」及び「特急旭山動物園号ラストラン」について”. 旭山にゅーす・ぶろぐ. 旭川市旭山動物園. 2018年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月19日閲覧。
固有名詞の分類
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