新三国トンネル 新三国トンネルの概要

新三国トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/05 08:06 UTC 版)

国道17号標識
新三国トンネル
群馬県側坑口(左が新三国トンネル、右が閉鎖された三国トンネル)
概要
日本
路線 国道17号
位置 群馬県新潟県
座標 北緯36度45分53.8秒 東経138度49分17.2秒 / 北緯36.764944度 東経138.821444度 / 36.764944; 138.821444
現況 供用中
起点 群馬県利根郡みなかみ町永井
終点 新潟県南魚沼郡湯沢町三国地先
運用
建設開始 2013年平成25年)8月
開通 2022年令和4年)3月19日
管理 国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所
通行対象 自動車
技術情報
全長 1,284 m
道路車線数 2
設計速度 40km/h
8.5m
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長さは約1,284m(メートル)で、2車線(上下線各1車線)で計画された[2]。それまで供用していた三国トンネル(三國隧道)が1957年(昭和32年)の完成から半世紀以上経過し老朽化していること、また過去の補修工事によって覆工が増した分トンネルが狭くなり、大型車両が壁面を擦ったりセンターラインを大きくはみ出したりしての通行を余儀なくされており、交通安全上問題となっていることから、抜本対策として新トンネルの開削を計画したものである[2]

写真を見れば分かる通り、新三国トンネルは、それまでの三国トンネルのすぐ横に開削されており、交通の切り替えに伴う国道17号の経路変更は、極めて短距離に抑えられている。ただし、両坑口ともに、すぐのところに橋が架けられており(群馬側は大きな谷を跨る大きな橋、新潟側は小川を越えるだけのもの)、いずれも橋部を含めての新道になっている。

開発経過

左が建設中当時の新三国トンネル、右が当時現道であった三国トンネル
施工を担当したフジタの事務所(群馬県みなかみ町、旧テルメ国境を居抜きで活用していた)
  • 2000年平成12年) - 群馬県利根郡新治村(現みなかみ町)・新潟県南魚沼郡湯沢町などが「新三国トンネル開削促進期成同盟会」を結成、国や県にトンネル付け替えを要望。
  • 2004年(平成16年) - 国土交通省が新三国トンネル調査、計画等を開始。
  • 2013年(平成25年)8月 - 新三国トンネル開削に向けた準備工事着工。
  • 2016年(平成28年)3月 - 国土交通省より準備工事の進捗報告[2]。なお、この時点では開通時期は未定となっていた。
  • 2017年(平成29年)8月 - トンネル掘削工事開始[3]
  • 2019年令和元年)
    • 8月8日 - トンネル貫通[4]
    • 10月1日 - トンネル貫通式が行われる[5]
  • 2022年(令和4年)3月19日 - 開通式典・セレモニーを経て16時に開通[6][1][7]

  1. ^ a b 国道17号 三国防災 新三国トンネル 令和4年3月19日に開通します。” (PDF). 国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所 (2022年2月3日). 2022年2月3日閲覧。
  2. ^ a b c 国道17号「新三国トンネル(仮称)」の工事進捗状況について” (PDF). 国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所 (2016年3月7日). 2018年9月6日閲覧。
  3. ^ 「新三国トンネル(仮称)」の掘削開始について (国土交通省 関東地方整備局 高崎河川国道事務所、2017年8月1日、2017年8月7日閲覧)
  4. ^ 国道17号 (仮称)新三国トンネルが貫通しました”. 国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所. 2019年10月1日閲覧。
  5. ^ 首都圏と日本海結ぶ新三国トンネル貫通 群馬・新潟県境:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年10月1日閲覧。
  6. ^ 国道17号 新三国トンネル 令和4年春頃に開通します。” (PDF). 国土交通省関東地方整備局 高崎河川国道事務所 (2020年4月15日). 2020年4月15日閲覧。
  7. ^ 国道17号 三国防災 新三国トンネル 令和4年3月19日(土)16時に開通します。” (PDF). 国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所 (2022年2月25日). 2022年3月18日閲覧。


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