寿がきや食品 概要

寿がきや食品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 00:03 UTC 版)

概要

ショッピングセンター内のレストコーナーなどでラーメン店チェーン「スガキヤ」を展開している系列会社スガキコシステムズ株式会社によって設立され、同社とともに「スガキコグループ」を形成している。

スガキコシステムズに対し、寿がきや食品はこの店の味を保持したままインスタントラーメン化したものを製造・販売するという位置付けになっている。主力商品の1つ「和風とんこつラーメン」がそれに当たるのだが、その一方で店舗では味わえない全くのオリジナル商品も製造している。愛知県岐阜県三重県静岡県及び京阪神地区の一部が主な販売エリア。

なお、日本で初めてスープの粉末化に成功した会社でもある[2][3]

カップ麺の製造は山本製粉(愛知県豊川市)と加ト吉水産(テーブルマークグループ)の群馬工場(群馬県高崎市)で受託生産の形で行われていたが、2020年6月30日にテーブルマークが加ト吉水産の土地・建物・機械設備一式を当社へ譲渡し、自社での生産へ移行した[4]

なお袋麺の製造はつばめ食品(三重県桑名市)または住岡食品(静岡県浜松市中央区)にて受託生産されている。

沿革

  • 1962年昭和37年) - 日本で初めてスープの粉末化に成功。家庭用粉末スープ「中華スープの素」を発売[2]
  • 1963年(昭和38年)4月 - 寿がきや食品株式会社設立。
  • 1964年(昭和39年)6月 - 小牧工場竣工。
  • 1966年(昭和41年)9月 - 「即席みそ煮込うどん」発売。
  • 1970年(昭和45年)8月 - 即席ラーメン「本店の味」発売。
  • 1977年(昭和52年)8月 - 「生タイプカップうどん」発売。
  • 1991年平成3年)10月 - オーケー食品株式会社を吸収合併。豊明工場竣工。
  • 1992年(平成4年)9月 - 中国大連市に大連寿賀食品有限公司設立。
  • 1994年(平成6年)2月 - ミニ生タイプカップ麺「小さなおうどん」発売。
  • 2006年(平成18年)7月 - 愛知県豊明市に本社工場竣工。
  • 2020年令和2年)6月 - これまでOEM生産を行っていた加ト吉水産群馬工場(群馬県高崎市)の土地・建物・機械設備一式を同社の親会社であるテーブルマークから取得、関東工場とする。
  • 2023年(令和5年)3月 - 株式会社スワローホールディングスより株式会社つばめ食品の全株式を取得し、子会社化[5]

グループ会社


  1. ^ a b c d e f 会社概要”. 寿がきや食品. 2023年4月6日閲覧。
  2. ^ a b 沿革”. 会社情報. 寿がきや食品. 2013年5月4日閲覧。
  3. ^ 寿がきや食品の「みそ煮込」 庶民の味 守り続ける”. YOMIURI ONLINE 中部発. 読売新聞. 2007年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月16日閲覧。
  4. ^ テーブルマークが群馬工場を寿がきや食品に譲渡、即席麺は自社製造からOEMに切り替え 食品産業新聞社 2020年7月1日配信
  5. ^ 寿がきや食品 つばめ食品を100%子会社化 即席袋麺の生産体制を増強”. 食品新聞. 食品新聞社. 2023年4月5日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「寿がきや食品」の関連用語

寿がきや食品のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



寿がきや食品のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの寿がきや食品 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS