増田俊也
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増田 俊也 (ますだ としなり) | |
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増田俊也(2014年) | |
誕生 |
1965年11月8日(58歳) 日本・愛知県 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 北海道大学中退 |
活動期間 | 2006年 - |
ジャンル |
小説 ノンフィクション 随筆 評論 |
代表作 |
『シャトゥーン ヒグマの森』(2007年) 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(2011年) |
主な受賞歴 |
『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞(2006年) 大宅壮一賞(2012年) 新潮ドキュメント賞(2012年) |
デビュー作 | 『シャトゥーン ヒグマの森』 |
ウィキポータル 文学 |
YouTube | ||||||
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チャンネル | ||||||
活動期間 | 2020年8月26日 - | |||||
ジャンル | ブログ | |||||
登録者数 | 25,400人 | |||||
総再生回数 | 13,246,690 回 | |||||
YouTube Creator Awards
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年11月28日時点。 |
2006年に『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞後、小説だけではなくノンフィクション分野でも活動し、大宅賞も受賞している。
経歴
愛知県出身。愛知県立旭丘高等学校卒業後、2浪して北海道大学へ入学。北大時代は柔道部で高専柔道の流れを汲む寝技中心の七帝柔道を経験する。北大柔道部の先輩には旭山動物園園長だった小菅正夫、後輩には格闘家の中井祐樹らがいる[1]。ホッキョクグマの生態研究者を志していたため、柔道部の他に北大ヒグマ研究グループにも入りたかったが、柔道部と両立できずに断念した[2][3]。
4年生の最後の七帝戦が終わって柔道部を引退後に北大を中退する。1989年に北海タイムス社に入社して新聞記者になる。1992年、中日新聞社へ転職し、中日新聞社中日スポーツ総局報道部記者になる[4][5]。
2006年、『シャトゥーン ヒグマの森』で第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞して作家となる。同作の原点は、大学時代に自然保護運動、環境保護運動に取り組んでいたときの知床原生林強行伐採の時の怒りであるという[6]。
2012年、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で第43回大宅壮一ノンフィクション賞、第11回新潮ドキュメント賞をダブル受賞した[7]。
2013年、『七帝柔道記』で第4回山田風太郎賞最終候補にノミネートされた。
2016年4月末日で25年間勤めた中日新聞社を早期退職し、本格的な作家生活に入った。[8]。
2017年、『北海タイムス物語』で第2回北海道ゆかりの本大賞を受賞。
作風
大宅賞受賞作『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)はトルーマン・カポーティの『冷血』を意識して作家も作中に出る手法をとっており、「私は血の通った文章を書く小説家であり続けたい」と『群像』誌上で記している[9]。2013年には純文学的色彩の濃い自伝的小説『七帝柔道記』(角川書店)も発表するなど、作風は幅広い。
ガルシア=マルケス、ミラン・クンデラに傾倒し、塩野七生、筒井康隆、ロバート・B・パーカー、カート・ヴォネガット、トルーマン・カポーティ、ヘミングウェイ、ドストエフスキーらを好きな作家として挙げている[10][11][12]。
デビュー作の小説『シャトゥーン ヒグマの森』はスティーヴン・スピルバーグの影響を受けたエンターテイメント性の強い作品で[13]、空知英秋や岩明均など他ジャンルのクリエイターたちからも注目された[14][15]。創元SF短編賞最終候補に残り、『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション 7』(2012年刊行)に収録された『土星人襲来』ではスラップスティックな作風も見せた。
一方、自伝的小説『七帝柔道記』は実在の人をモデルにした人物と架空の人物を織り交ぜて書かれた私小説的な作品で、北大柔道部の後輩が夭折したときにメモ書きから書き始めたものである[16]。他にも夭折した人をモデルにした人物が多く登場し、「これは彼らへの鎮魂歌です」とインタビューで答えている[17]。
ノンフィクションの『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』は、著者自身が強く物語の中に入っていく特殊な手法で、原稿用紙1600枚の大部に仕上げている。著者の木村政彦に対する強い敬愛描写には賛否あったが、夢枕獏、平野啓一郎、五木寛之、恩田陸、櫻井よしこら作家たちは好意的に評した[18][19][20][21]。
作品の多くが漫画化されている。『シャトゥーン ヒグマの森』は『ビジネスジャンプ』で(単行本全3巻)、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』は『週刊大衆』で『KIMURA』(単行本全13巻)の題名で、『七帝柔道記』も『ビッグコミックオリジナル』で連載されている。
- ^ 漫画版『シャトゥーン〜ヒグマの森〜』第3巻の帯は小菅が書いている
- ^ 奥谷通教、増田俊也『シャトゥーン〜ヒグマの森〜』第1巻、集英社、2008年。あとがき
- ^ 『七帝柔道記』(角川書店)
- ^ 文藝春秋社公式サイト
- ^ 中日新聞 2012年4月11日
- ^ 奥谷通教、増田俊也『シャトゥーン〜ヒグマの森〜』第3巻、集英社、2009年。あとがき
- ^ 新潮社公式サイト
- ^ 『週刊文春』2016年6月2日号、産経新聞2016年7月10日付
- ^ 『群像』2011年12月号
- ^ a b 『オール讀物』2012年5月号
- ^ 『このミステリーがすごい! 2011年版』宝島社、2010年
- ^ a b 『本の雑誌』2010年3月号
- ^ 『キネマ旬報』 2015年8月上旬号
- ^ 「週刊少年ジャンプ」銀魂百六十三訓「シャトゥーンという小説を読みました。もう怖くて山に行けそうもないです」、2007年
- ^ 「ジャンプスクエア」直撃インタビューで「今もっとも気になる作品」として『シャトゥーン』を挙げている、2009年5月号
- ^ 『週刊ポスト』2013年4月5日号
- ^ 『週刊文春』2013年4月4日号
- ^ 『週刊文春』2011年11月17日
- ^ 「波」2011年10月号
- ^ 『日刊ゲンダイ』2011年11月9日
- ^ 「新潮45」2012年10月号
- ^ 増田俊也「さよならスペンサーなんて言わない」 『本の雑誌』2010年5月号 p.30
- ^ 『週刊大衆』2013年4月13日号
- ^ 北海道新聞
- ^ 『読売新聞』配信記事 2006年10月3日
- ^ 増田俊也 / MASUDA Toshinari [@coloruri] (2015年10月26日). "「それよりいま気になるのは「 干物妹! うまるちゃん」。全巻購入。". X(旧Twitter)より2024年3月2日閲覧。
- ^ 『AERA』2016年11月28日号
- ^ 『月刊武道』2016年6月号
- ^ 『ゴング格闘技』2016年7月号
- ^ 公式ブログ 増田俊也の憂鬱なジャンクテクスト プロフィール
- ^ 以下、名古屋芸術大学HPより
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