ペルセポネー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 13:58 UTC 版)
ペルセポネー Περσεφόνη | |
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冥界の女王 | |
住処 | 冥界 |
シンボル | 水仙, ザクロ, 蝙蝠, 蛇, 松明 |
配偶神 | ハーデース |
親 | ゼウス, デーメーテール(あるいはステュクス) |
兄弟 | アテーナー, アポローン, アルテミス, アレース, ヘーパイストス, ヘルメース, ディオニューソス, エイレイテュイア, ヘーベー |
子供 | ザグレウス |
ローマ神話 | プロセルピナ, リーベラ, リビティーナ |
ギリシア神話 |
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主な原典 |
イーリアス - オデュッセイア 神統記 - 仕事と日 イソップ寓話 - ギリシア悲劇 ビブリオテーケー - 変身物語 |
主な内容 |
ティーターノマキアー ギガントマキアー アルゴナウタイ テーバイ圏 - トロイア圏 |
オリュンポス十二神 |
ゼウス - ヘーラー アテーナー - アポローン アプロディーテー - アレース アルテミス - デーメーテール ヘーパイストス - ヘルメース ポセイドーン - ヘスティアー (ディオニューソス) |
その他の神々 |
カオス - ガイア - エロース ウーラノス - ティーターン ヘカトンケイル - キュクロープス ギガンテス - タルタロス ハーデース - ペルセポネー ヘーラクレース - プロメーテウス ムーサ - アキレウス |
主な神殿・史跡 |
パルテノン神殿 ディオニューソス劇場 エピダウロス古代劇場 アポロ・エピクリオス神殿 |
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ゼウスとデーメーテールの娘(一説にはゼウスとステュクスの娘[1])で、ハーデース(ローマ神話のプルートーに相当)の妻として傍らに座しているとされる。しばしばコレー(「乙女」の意)とも言及される(地上にいた時はコレーと呼ばれ、冥界に入ってからはペルセポネーと呼ばれた[2])。
ペルセフォネーとも[3]。日本語では長母音を省略してペルセポネ、ペルセフォネとも呼ぶ。ローマ神話ではプロセルピナと呼ばれ、春をもたらす農耕の女神となっている。
注釈
脚注
- ^ アポロードロス、第1巻3・1。
- ^ フェリックス・ギラン、p.209。
- ^ 石見衣久子「ノンノス『ディオニューソス譚』第七課 : 翻訳と解題」『現代社会文化研究』第43巻、新潟大学大学院現代社会文化研究科、2008年、193-205頁、2018年1月28日閲覧。
- ^ オウィディウス『変身物語』5巻354。
- ^ a b 『ギリシア・ローマ神話辞典』p.165。
- ^ 『ホメーロス風讃歌』第2歌「デーメーテール讃歌」38行-58行。
- ^ 『ホメーロス風讃歌』第2歌「デーメーテール讃歌」59行-87行。
- ^ オウィディウス『変身物語』5巻407。
- ^ アポロードロス、第1巻5・3。
- ^ 三品彰英『神話の世界』集英社、1974年、106頁。
- ^ 『地獄』p.143。
- ^ “Vases, Accession Number 28.57.23”. メトロポリタン美術館公式サイト. 2020年12月30日閲覧。
- ^ 『早わかりギリシア神話』p.82。
- ^ 『ギリシア・ローマ神話辞典』p.252。
- ^ オッピアヌス『漁夫訓』3巻487行。
- ^ オッピアヌス『漁夫訓』3巻488行-497行。
- ^ ストラボン、8巻3・14。
- ^ オウィディウス『変身物語』10巻728行-731行。
- ^ アポロードロス、第3巻14・4。
- ^ 『オデュッセイア』エウスタティウス注より。
- ^ ウェルギリウス『アエネーイス』6巻125行以下。
- ^ 呉茂一『ギリシア神話』新潮社、1994年、338頁。
- ^ フェリックス・ギラン、p.252。
- ^ 松村一男他編『神の文化史事典』2013年、白水社、482頁。
- ^ 『「聖書」と「神話」の象徴図鑑』 p.66f。
- ^ フェリックス・ギラン、p.253。
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