フクロタケ フクロタケの概要

フクロタケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 07:50 UTC 版)

フクロタケ
分類
: 菌界 Fungi
亜界 : ディカリア亜界 Dikarya
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : ハラタケ亜門 Agaricomycotina
: ハラタケ綱 Agaricomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
: ウラベニガサ科 Pluteaceae
: フクロタケ属 Volvariella
: フクロタケ V. volvacea
学名
Volvariella volvacea
和名
フクロタケ
英名
paddy straw mushroom
堆肥工場のストックヤードに発生したフクロタケ。食材としての適期は、左側の幼いもの
右側は中を示すために袋を開いたもの

マッシュルームシイタケの次に生産量、消費量が多く世界三大栽培用キノコの一種に数えられる。中華人民共和国南部から東南アジアが主産地[1]。日本では、缶詰か乾燥品が流通している[1]。クセのない味わいで幅広く使われている[1]中華料理では、幼菌がよく使われる。タイ料理ではトムヤムクントムカーガイなどのスープ料理に欠かせない食材。

幼菌は全体が「厚い袋」に包まれ卵型を呈しており、この様子からフクロタケと命名された。生長するとキノコが袋を破り出て、シイタケのように傘を開く。キノコの高さは15~20cm。かさは径13~20cm、ほとんど粘性はなく、表面に放射状に走る褐色の繊維紋が見られる。胞子紋は淡い桃色、胞子は平たい楕円形を呈する。

幼菌を縦に切ると口が笑っているように見えることから、縁起物として扱われる。


  1. ^ a b c d 講談社 編『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』講談社、2013年5月13日、215頁。ISBN 978-4-06-218342-0 


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