スズキ・カルタス 3代目 GA11S型(1995年 - 2002年)

スズキ・カルタス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 09:47 UTC 版)

3代目 GA11S型(1995年 - 2002年)

スズキ・カルタスクレセント
スズキ・カルタス(3代目)
GA11S型
セダン
ワゴン
概要
販売期間 1995年1月[13] - 2002年8月[14]
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドアハッチバック
4ドア セダン
5ドア ステーションワゴン
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
パワートレイン
エンジン G13B 直4SOHC 1.3L 85PS/6,000rpm 10.8kgf·m/3,000rpm
G15A 直4SOHC 1.5L 97PS/6,000rpm 12.8kgf·m/3,200rpm
J18A 直4DOHC 1.8L 135PS/6,500rpm 16.0gf·m/3,000rpm
変速機 5MT/4AT/3AT/CVT
サスペンション
サス前 ストラット式
サス後 ストラット式
車両寸法
ホイールベース 2,380mm(3ドアハッチバック)
2,480mm(セダン,ステーションワゴン)
全長 3,870mm(3ドアハッチバック)
4,195mm(セダン)
4,345mm(ステーションワゴン)
全幅 1,690mm(3ドアハッチバック)
全高 1,395mm(3ドアハッチバック)
1,390mm(セダン)
1.460mm(ステーションワゴン)
車両重量 890kg
その他
新車登録台数 累計12万2978台[15]
系譜
後継 ハッチバック:
スズキ・スイフト
セダン:
スズキ・エリオセダン
シボレー・オプトラ
ワゴン:
スズキ・エリオ
シボレー・オプトラワゴン
テンプレートを表示
  • 1995年(平成7年)1月、カルタスの上位機種としてカルタス・クレセントの販売を開始。ボディタイプは当初3ドアハッチバック(1.3L、1.5L)と4ドアセダン(1.5L、1.6L)の2種。初期のCM出演者は五木ひろし和由布子
  • 1996年(平成8年)2月、ワゴン(1.5L、1.8L、4WD専用の1.6L)追加。ワゴンの目標月間販売は500台と発表された。3ドア1.5L 車廃止。3ドアハッチバック&4ドアセダン1.6L(4WD専用)追加。
日本国外の一部の地域(北米等)向けでの車名がスイフトから2代目セダンのサブネームである「エスティーム」に変更された。欧州では「バレーノ」の名称で販売され、3ドア、セダンにも1.8L搭載車が存在する。
日本仕様の1.8Lセダンも企画され、運輸省(現・国土交通省)の型式認証まで取得したが、生産・検査登録は2台のみで販売網への流通は見送られた。2台はそれぞれ、当時の鈴木修社長と内山久男会長の専用車として使用されたが、鈴木車は事故廃車となり現存しない[16]
上位機種ではない従来モデルは日本国内向けでは1999年まで併売された。北米向けのスズキ・スイフトはジオ・メトロをベースとしたハッチバックのみがモデルチェンジされ、日本国外専売車種となった。
  • 1997年(平成9年)5月、マイナーチェンジ。内装変更。ワゴンに1.8Lエアロ設定。3ドア1.3Lに無段変速機専用グレード「G」設定。搭載のCVTは富士重工業ECVTである。
  • 1998年(平成10年)5月、マイナーチェンジ。同時に「カルタス・クレセント」を「カルタス」に、従来のカルタスを「カルタス Mシリーズ」に名称変更。この時一部グレードに標準装備だったエアバッグABSオプション設定となった。CM出演者は長瀬智也に変更。
  • 1999年 (平成11年)8月[17]、ハッチバックの生産終了。その後は在庫対応分の販売となり、9月[18]に販売終了。上記の通り翌年1月に従来型(2代目)のカルタス(ハッチバック)も販売を終了している。後継車は翌年2月発売のスイフト
  • 2001年(平成13年)11月[19]エリオセダンの登場により、セダンの生産終了。12月[20]に販売終了。
  • 2002年8月カルタスワゴン(スズキ)のカタログ”. 2022年9月24日閲覧。、最後までラインアップに残されていたワゴンも生産を終了し、9月[21]に販売終了。全てのモデルが製造・販売を終え、19年の歴史に幕を下ろした。後継車種はエリオ及び、GM大宇が製造し、スズキが輸入販売する、シボレー・オプトラである。

  1. ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第21号21ページより。
  2. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第21号21ページより。
  3. ^ 自動車ガイドブック vol.31 1984~'85 112ページ
  4. ^ 自動車ガイドブック vol.31 1984~'85 113ページ
  5. ^ 自動車ガイドブック vol.33 1986-'87 119ページ
  6. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第26号19ページより。
  7. ^ スズキ カルタスコンバーチブル 1992年式モデルの価格・カタログ情報”. 2022年9月24日閲覧。
  8. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車26号19ページより。
  9. ^ カルタスエスティーム”. 2022年9月24日閲覧。
  10. ^ カルタスエスティーム(スズキ)のカタログ”. 2022年9月24日閲覧。
  11. ^ カルタスコンバーチブル(スズキ)のカタログ”. 2022年9月24日閲覧。
  12. ^ 低価格でDOHCエンジンを搭載していた1993年型スズキ「スイフト GT」(カルタス)を廃車置場で発見”. Autoblog Japan Staff (2017年10月1日). 2017年10月2日閲覧。
  13. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第30号19ページより。
  14. ^ カルタスワゴン”. 2022年9月24日閲覧。
  15. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車 第30号19ページより。
  16. ^ スズキ関係者取材
  17. ^ カルタス(スズキ)1988年9月~1999年8月のカタログ”. カーセンサーnet. リクルート (2019年12月24日). 2019年12月24日閲覧。
  18. ^ スズキ カルタス 1988年式モデルの価格・カタログ情報”. 2022年9月24日閲覧。
  19. ^ カルタスセダン(スズキ)のカタログ”. 2022年9月24日閲覧。
  20. ^ スズキ カルタスセダン 1999年式モデルの価格・カタログ情報”. 2022年9月24日閲覧。
  21. ^ スズキ カルタスワゴン 価格・カタログ情報”. 2022年9月24日閲覧。
  22. ^ 『昭和55年 写真生活』(2017年、ダイアプレス)p92
  23. ^ スズキ四輪車 車名の由来 - スズキ公式サイト
  1. ^ 後に同社のスペーシアカスタムZのCMに出演。
  2. ^ 厳密にいえばフロンテ800は2ドアのノッチバックセダンである。また、同社の4ドアセダンとしてはこのエスティームが初となる。


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