ウガヤフキアエズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 07:47 UTC 版)
鵜葺草葺不合命 鸕鶿草葺不合尊 | |
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音川安親編 万物雛形画譜 四 | |
先代 | 彦火火出見尊(山幸彦) |
次代 | 彦火火出見尊(神武天皇) |
神祇 | 天津神 |
全名 |
天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命 彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊 |
陵所 | 吾平山上陵 |
父 | 彦火火出見尊(山幸彦) |
母 | 豊玉姫 |
配偶者 | 玉依姫 |
子 | 彦五瀬命、稲飯命、三毛入野命、彦火火出見尊(神武天皇) |
宮 | 西州之宮 |
神社 | 鵜戸神宮など |
概要
彦火火出見尊(火折尊、山幸彦)の子。母は豊玉姫。『先代旧事本紀』によれば異母弟に武位起命がいる。叔母の玉依姫との間に彦五瀬命・稲飯命・三毛入野命・彦火火出見尊(神武天皇)を得た。父と末子は同名の彦火火出見尊である。久しくして崩じ吾平山上陵に葬られた。
なお、鵜戸神宮(宮崎県日南市)はウガヤフキアエズ生誕時の産屋の跡と伝えられる[3]。
名
- 彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊(ひこ なぎさたけ うがやふきあえず の みこと) - 『日本書紀』
- 天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命(あまつひこ ひこ なぎさたけ うがやふきあえず の みこと) - 『古事記』
- 彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊(ひこ なぎさたけ うがやふきあえず の みこと) - 『先代旧事本紀』
- 彦瀲尊(ひこなぎさ の みこと) - 『古語拾遺』
神話での記述
『日本書紀』によれば、鸕鶿草葺不合尊が誕生した産屋は全て鸕鶿(う)の羽を草(かや)としてふいたが、屋根の頂上部分をいまだふき合わせないうちに生まれ、草(かや)につつまれ波瀲(なぎさ)にすてられた。これにより、母親の豊玉姫が「彦波瀲武鸕鶿草葺不合(ひこなぎさたけうかやふきあえず)」と名付けたという。
事績は『日本書紀』『古事記』ともになく、系譜上のみの存在である(後述)。
系譜
系図
素戔鳴尊 | 天照大神 | ||||||||||||||||||||
天穂日命 | 天忍穂耳尊 | 天津彦根命 | |||||||||||||||||||
〔出雲氏〕 | 瓊瓊杵尊 | 〔凡河内氏〕 | |||||||||||||||||||
天火明命 | 火折尊 | 火須勢理命 | |||||||||||||||||||
〔尾張氏〕 | 鸕鶿草葺不合尊 | 〔隼人〕 | |||||||||||||||||||
1 神武天皇 | |||||||||||||||||||||
妻子
- 妃:玉依姫(たまよりびめ、玉依毘売命)
- 1 ウガヤフキアエズとは
- 2 ウガヤフキアエズの概要
- 3 宮
- 4 脚注
固有名詞の分類
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