ねじまき鳥クロニクル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 08:27 UTC 版)
書誌
- 単行本
- 1994年4月 新潮社:第1部 泥棒かささぎ編 ISBN 978-4-10-353403-7 第2部 予言する鳥編 ISBN 978-4-10-353404-4
- 1995年8月 新潮社:第3部 鳥刺し男編 ISBN 978-4-10-353405-1
- 文庫本
- 1997年10月(2010年4月には新装版が刊行。活字が大幅に拡大) 新潮文庫:第1部 泥棒かささぎ編 ISBN 978-4-10-100141-8 第2部 予言する鳥編 ISBN 978-4-10-100142-5 第3部 鳥刺し男編 ISBN 978-4-10-100143-2
翻訳
翻訳言語 | 翻訳者 | 発行日 | 発行元 |
---|---|---|---|
英語 | ジェイ・ルービン | 1997年10月21日 | Knopf(米国) |
1998年5月 | Harvill Press(英国) | ||
フランス語 | Corinne Atlan, Karine Chesneau | 2001年5月4日 | Seuil |
ドイツ語 | Giovanni Bandini, Ditte Bandini | 1998年 | DuMont |
イタリア語 | Antonietta Pastore | 1999年 | Baldini & Castoldi |
スペイン語 | Lourdes Porta, Junichi Matsuura | 2001年 | Tusquets Editores |
ポルトガル語 | Maria João Lourenço | 2006年 | Casa das Letras |
オランダ語 | ヤコバス・ウェスタホーヴェン | 2000年 - 2003年 | Atlas |
スウェーデン語 | Eiko Duke, デューク・雪子 | 2007年 | Norstedts |
デンマーク語 | Mette Holm | 2006年 | Klim |
ノルウェー語 | Kari Risvik, Kjell Risvik | 1999年 | Pax forlag |
ポーランド語 | Anna Zielińska-Elliott | 2004年 | Wydawnictwo MUZA SA |
スロバキア語 | Dana Hoshimoto | 2010年 - 2012年 | Slovart |
スロベニア語 | Iztok Ilc | 2014年 | Mladinska knjiga |
ハンガリー語 | Erdős György | 2009年 | Geopen Könyvkiadó |
ルーマニア語 | Angela Hondru | 2004年 | Polirom |
ロシア語 | Иван Логачев, Сергей Логачев | 2005年 | |
ウクライナ語 | Дзюб Іван Петрович | 2009年 | |
リトアニア語 | Jūratė Nauronaitė | 2007年 | Baltos lankos |
トルコ語 | Nihal Önol | 2005年 | Doğan Kitap |
ヘブライ語 | 2005年 | Kinneret Zmora-Bitan Dvir | |
中国語 (繁体字) | 頼明珠 | 1995年9月、1997年2月 | 時報文化 |
中国語 (簡体字) | 林少華 | 1997年 | |
韓国語 | ユン・ソンウォン | 1995年12月 | 文学思想社 |
ベトナム語 | Trần Tiễn Cao Đăng | 2007年 | Nhà xuất bản Hội nhà văn |
舞台
インバル・ピントの演出・振付・美術、アミール・クリガーの脚本・演出、藤田貴大の脚本・演出、大友良英の音楽による舞台が公演された[23][24]。
日程・会場
- 2020年公演
同会場で3月1日まで、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで2020年3月7日・8日、愛知県芸術劇場 大ホールで2020年3月14日・15日の公演も予定されていたが[23]、新型コロナウィルス感染症の流行の影響で中止になり、27日で千穐楽となった[25]。
- 2023年公演
- 2023年11月7日 - 26日、東京芸術劇場 プレイハウス[24]
- 2023年12月1日 - 3日、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ[24]
- 2023年12月16日 - 17日、刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール[24]
キャスト
役名 | 2020年 | 2023年 |
---|---|---|
岡田トオル | 成河/渡辺大知 | |
笠原メイ | 門脇麦 | |
綿谷ノボル | 大貫勇輔 | 大貫勇輔/首藤康之[26] |
加納クレタ/マルタ | 徳永えり | 音くり寿[26] |
赤坂シナモン | 松岡広大 | |
岡田クミコ | 成田亜佑美 | |
牛河 | さとうこうじ | |
間宮中尉 | 吹越満 | |
赤坂ナツメグ | 銀粉蝶 |
- 特に踊る
- 演奏
注釈
- ^ 『ダンス・ダンス・ダンス』ではドルフィン・ホテルのフロアでかかる[9]。「女のいない男たち」では語り手が次のように述べる。「僕は彼女を抱きながら、いったい何度パーシー・フェイスの『夏の日の恋』を聴いたことだろう。こんなことを打ち明けるのは恥ずかしいが、今でも僕はその曲を聴くと、性的に昂揚する」[10]
- ^ 『ダンス・ダンス・ダンス』にもアンディ・ウィリアムスは登場する。「恐ろしいほどの完璧な暗闇」の中で主人公は思う。「なんでもいいから音楽が聴きたかった。あまりにも静かすぎるのだ。ミッチ・ミラー合唱団だって我慢する。アンディー・ウィリアムズとアル・マルティーノがデュエットで唄っても我慢する」[11]
出典
- ^ a b c 『新潮』1995年11月号。
- ^ 『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』新潮文庫、99-100頁。
- ^ ブルータス, カーサ (2017年2月28日). “村上春樹『騎士団長殺し』の装幀が生まれるまで。”. カーサ ブルータス Casa BRUTUS. 2021年7月29日閲覧。
- ^ 『村上春樹スタディーズ 05』若草書房、1999年10月、162頁。
- ^ 村上春樹『辺境・近境』新潮社、1998年4月。
- ^ 本書、第1部、新潮文庫、77頁。
- ^ 『TVピープル』文春文庫、122頁。
- ^ 本書、第1部、新潮文庫、105-106頁。
- ^ 『ダンス・ダンス・ダンス』上巻、講談社文庫、旧版、128頁。
- ^ 『女のいない男たち』文藝春秋、2014年4月、282頁。
- ^ 『ダンス・ダンス・ダンス』上巻、講談社文庫、旧版、144-145頁。
- ^ 本書、第1部、新潮文庫、152頁。
- ^ 本書、第1部、新潮文庫、156頁。
- ^ 本書、第2部、新潮文庫、27頁。
- ^ 本書、第2部、新潮文庫、343頁。
- ^ 本書、第1部、新潮文庫、177頁。
- ^ 本書、第1部、新潮文庫、207頁、209頁。
- ^ 本書、第2部、新潮文庫、199-200頁。
- ^ 本書、第2部、新潮文庫、317頁。
- ^ 本書、第3部、新潮文庫、44頁。
- ^ 本書、第3部、新潮文庫、162頁。
- ^ 本書、第3部、新潮文庫、461頁。
- ^ a b c “成河&渡辺大知、村上春樹作品の美を表現「ねじまき鳥クロニクル」開幕”. ステージナタリー (2020年2月11日). 2021年1月26日閲覧。
- ^ a b c d ““複雑なものを複雑なまま”描く、成河・渡辺大知・門脇麦らの「ねじまき鳥クロニクル」開幕”. ステージナタリー (2023年11月6日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ nejimakistageの2020年2月28日のツイート、2021年1月27日閲覧。
- ^ a b “舞台『ねじまき鳥クロニクル』大貫勇輔、首藤康之、音くり寿ら全出演者発表”. ぴあ (2023年6月12日). 2023年12月21日閲覧。
固有名詞の分類
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