アルコールの作用(酩酊)や健康被害は、お酒の種類や量ではなく、アルコール(エタノール)摂取量に関係しています。その為、飲酒量を計算するときには、各種アルコール飲料に含まれる純アルコール量を元に考えます。例えばアルコール度数5%のビール500mlに含まれる純アルコール量は、500ml×5%(0.05)×0.8(エタノールの水に対する比重)=20g、となりますが、12.5%のワイン200mlに含まれる純アルコール量も20gとなり、ビール500mlを飲むことと、ワイン200mlを飲むことは、同じ飲酒量であると考えます。最近では飲酒量を簡単に把握する方法として純アルコール10gを含むアルコール飲料を1ドリンクとする考えが提唱されています。これによると、ビール500ml(アルコール度数5%)は2ドリンク、ウイスキーダブル(60ml、アルコール度数43%)は、2ドリンクとなり、この二つを飲んだ場合、総飲酒量は4ドリンクということになります。
飲酒量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/19 13:55 UTC 版)
「胎児性アルコール症候群」の記事における「飲酒量」の解説
安全な飲酒量は現在のところ不明である。1日にたった2杯、または1度に4杯以上のなんらかのアルコール飲料(ビールやワインクーラーを含む)を摂取するだけで、胎児性アルコール症候群の発生可能性はある。母乳は血液からつくられるので、摂取したアルコールが血液中に含まれ、その血液からつくられた母乳を子供に与える事により、子供にも同様にアルコールを飲ませている事になる。つまり授乳中の飲酒は子供が発達障害を患う可能性を高める原因になりえる。授乳中に飲酒する場合は、人工乳の使用が推奨される。
※この「飲酒量」の解説は、「胎児性アルコール症候群」の解説の一部です。
「飲酒量」を含む「胎児性アルコール症候群」の記事については、「胎児性アルコール症候群」の概要を参照ください。
飲酒量と同じ種類の言葉
- 飲酒量のページへのリンク