おも‐しろ・い【面白い】
読み方:おもしろい
[形][文]おもしろ・し[ク]《もと、目の前が明るくなる感じをいった語》
1 興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。「何か—・いことはないか」「仕事が—・くなってきた」「この作品は—・くなかった」
2 つい笑いたくなるさま。こっけいだ。「この漫画はなんとも—・い」「—・くもない冗談」
3 心が晴れ晴れするさま。快く楽しい。「夏休みを—・く過ごした」「無視されたようで—・くなかった」
4 一風変わっている。普通と違っていてめずらしい。「—・い癖」「—・い声」
5 (多く、打消しの語を伴って用いる)思ったとおりである。好ましい。「結果が—・くない」
6 風流だ。趣が深い。
「月の—・きに、夜更くるまで遊びをぞし給ふなる」〈源・桐壺〉
[派生] おもしろがる[動ラ五]おもしろげ[形動]おもしろさ[名]おもしろみ[名]
[用法] おもしろい・おかしい——「おもしろおかしく話す」「おもしろい(おかしい)形の木の根」のように、滑稽(こっけい)な、奇妙な、の意味では、相通じて用いられる。◇「おもしろい」は、「おもしろい小説」「仕事もだいぶおもしろくなってきた」のように、その内容が(話し手の)興味をひく場合に用いられる。◇「おかしい」は、「何となくおかしい作品」のように、形式その他が風変わりだ、調和的でない意を表し、また、「先月来、からだの調子がおかしい」「彼が勲章をもらうなんてちゃんちゃらおかしい」と不調・不審の用法に及ぶ。これらは「おもしろい」に置き換えられない。◇「おもしろい試合」は、緊迫した内容の試合であり、「おかしい試合」は、普通でない変な経過、珍プレーのある試合ということになる。
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