砂湯とは? わかりやすく解説

すな‐ゆ【砂湯】

読み方:すなゆ

砂風呂


砂湯

読み方:スナユ(sunayu)

所在 北海道川上郡弟子屈町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒088-3351  北海道川上郡弟子屈町砂湯

砂湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/26 14:43 UTC 版)

砂湯(すなゆ)は、海岸に湧き出る源泉(あるいは温泉を通した地中の配管)によって温められた砂を、横たわった状態で首から下の体全体にかけてもらう形態の温泉の利用法[1][2]。温泉熱と砂の圧力による効果を利用するもので[2]、砂風呂[3]、砂蒸し[1](風呂)ともいう。鹿児島県指宿温泉大分県別府温泉などが有名である[2]

各地の砂湯

指宿温泉

指宿温泉の「砂むし温泉」の最も古い文献は1547年にジョルジェ・アルバレスが著した『日本報告』とされている[4]。指宿市内には、摺ヶ浜海岸にある砂むし施設「砂楽(さらく)」と伏目海岸にある砂むし施設「砂湯里(さゆり)」がある[4]。指宿温泉には世界的にも珍しい天然の砂蒸し温泉があることで知られる[4]

別府温泉

別府温泉の「砂湯」は江戸時代には行われていた[2]大正時代初期には各地に天然砂湯が存在していたが、次第に減少し、1966年(昭和41年)に最後になっていた北浜海浜砂湯が閉鎖されいったん消滅した[5]。その後、1986年(昭和61年)に上人ヶ浜に別府海浜砂湯が開設され市営温泉となっていたが[5]、この市営温泉は2023年(令和5年)3月末で閉鎖され、民営の後継施設のもとで従来の2倍超の面積をもつ砂湯が整備される計画がある[6]。このほか竹瓦温泉などにも屋内の砂湯を持つ施設がある[2]

備考

脚注

  1. ^ a b 野村英幸、田中信行「指宿砂むし温泉の作用機序とその効果について」『日本温泉気候物理医学会雑誌』第77巻第1号、日本温泉気候物理医学会、2013年、36-37頁。 
  2. ^ a b c d e 第7章 温泉・湯けむりの利用実態”. 別府市. 2024年5月27日閲覧。
  3. ^ 砂風呂の本場”. 国土交通省. 2024年5月27日閲覧。
  4. ^ a b c 指宿まるごと博物館構想推進実行委員会. “指宿まるごと博物館ガイドブック”. 全国遺跡総覧. 2024年5月27日閲覧。
  5. ^ a b 参考資料 2 市営別府海浜砂湯調書”. 別府市. 2024年5月27日閲覧。
  6. ^ 上人ケ浜公園がアツくなる 後継施設詳細決まる コテージやグランピング充実 砂湯2倍超に 別府/大分”. 毎日新聞. 2024年5月27日閲覧。
  7. ^ 砂湯”. 国土交通省. 2024年5月27日閲覧。
  8. ^ 「砂湯」は砂風呂ですか?”. 真庭市. 2024年5月27日閲覧。

砂湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 02:55 UTC 版)

屈斜路湖畔温泉郷」の記事における「砂湯」の解説

泉質 - 単純温泉など 湖岸砂浜を掘ると湯が湧き出し観光名所となっている。常設足湯施設もある。野湯としても楽しめるが、観光シーズン中に入浴する場合水着着用無難自家源泉を持つペンションが1軒ある。こちらの泉質ナトリウム炭酸水素塩泉中性低張高温泉)である。

※この「砂湯」の解説は、「屈斜路湖畔温泉郷」の解説の一部です。
「砂湯」を含む「屈斜路湖畔温泉郷」の記事については、「屈斜路湖畔温泉郷」の概要を参照ください。

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