デルタ関数とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > デルタ関数の意味・解説 

デルタ‐かんすう〔‐クワンスウ〕【デルタ関数/δ関数】

読み方:でるたかんすう

ディラック量子力学において導入した関数通常、δ(x)と記述され、δ(x)=0(x≠0)かつδ(0)=∞であり、xの全直線上で定積分が1となる性質をもつ。その有用性から便宜的に用いられていたが、のちにシュワルツ超関数として数学的に厳密な定義づけをした。

[補説] 工学分野では、単位インパルス関数インパルス関数衝撃関数よばれる


ディラックのデルタ関数

(デルタ関数 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/04 22:54 UTC 版)

数学におけるディラック デルタ関数 デルタかんすう: delta function)、または制御工学における インパルス関数 インパルスかんすう: impulse function)とは、任意の実連続関数

出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。2023年3月

デルタ関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 09:04 UTC 版)

ウィグナー分布」の記事における「デルタ関数」の解説

入力信号がデルタ関数の場合t=0 でのみ非で、無限の周波数成分を含むため、その時周波数分布原点通り時間軸垂直な線となる。つまり、デルタ関数の時間周波数分布もまたデルタ関数となる。ウィグナー分布は以下のようになるW x ( t , f ) = ∫ − ∞ ∞ δ ( t + τ 2 ) δ ( t − τ 2 ) e − i 2 π τ f d τ = 4 ∫ − ∞ ∞ δ ( 2 t + τ ) δ 2 t − τ ) e − i 2 π τ f d τ = 4 δ ( 4 t ) e i 4 π t f = δ ( t ) e i 4 π t f = δ ( t ) . {\displaystyle {\begin{aligned}W_{x}(t,f)&=\int _{-\infty }^{\infty }\delta \left(t+{\frac {\tau }{2}}\right)\delta \left(t-{\frac {\tau }{2}}\right)e^{-i2\pi \tau \,f}\,d\tau \\&=4\int _{-\infty }^{\infty }\delta (2t+\tau )\delta 2t-\tau )e^{-i2\pi \tau f}\,d\tau \\&=4\delta (4t)e^{i4\pi tf}\\&=\delta (t)e^{i4\pi tf}\\&=\delta (t).\end{aligned}}} ウィグナー分布は、入力信号位相二次以下の場合に最も時間周波数解析適する。このような信号については、ウィグナー分布入力信号時間周波数分布完全に一致する。

※この「デルタ関数」の解説は、「ウィグナー分布」の解説の一部です。
「デルタ関数」を含む「ウィグナー分布」の記事については、「ウィグナー分布」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「デルタ関数」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「デルタ関数」の関連用語

デルタ関数のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デルタ関数のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのディラックのデルタ関数 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのウィグナー分布 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS