デルタ酸塩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 03:59 UTC 版)
デルタ酸は、多くのアルコールと異なり、水中で酸性を示す。これは、ヒドロキシル基がプロトンを失い対称性を持つデルタ酸アニオンC3O32-となるため (pKa1 = 2.57, pKa2 = 6.03) と考えられる。 最初のデルタ酸塩(リチウム塩とカリウム塩)は、1976年にやはりEggerdingとWestによって最初に記述された。デルタ酸リチウム(Li2C3O3)は、水可溶の白色固体である。(CO)n2-で表される他の環状ジアニオンと同様に、デルタ酸アニオンは芳香族性を示し、これが安定性に寄与している。
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