イオン重合とは? わかりやすく解説

イオン重合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:16 UTC 版)

重合反応」の記事における「イオン重合」の解説

イオン重合(—じゅうごう、英: ionic polymerization)とは、付加重合のうち活性種がアニオンもしくはカチオンである重合のことで、それぞれアニオン重合およびカチオン重合呼ばれる特徴としては、一般にラジカル重合は未反応モノマー減少に伴い連鎖反応減少するとともにポリマーラジカル同士副反応ラジカル反応終端反応増加しラジカル種が減少消滅する。そしてラジカル重合水系などプロトン溶媒中でも進行するが、一方イオン重合ではイオン種が消滅しないようにする為にプロトン溶媒使用され、あるいは低密度ポリエチレンのように気相反応させる必要がある。しかし、そのような反応溶媒中では系中のモノマー消費した後で成長末端であるアニオンおよびカチオン比較安定であり、同一あるいは別種モノマー追加することで重合再開するリビング重合)。特にスチレンジエンなど炭化水素モノマーとするアニオン重合成長中のカルボアニオン安定な為、リビング重合良く用いられるまた、分子量分布比較的狭いのも特徴一つである。また重合反応反応形式一つである開環重合は、イオン重合により進行する

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イオン重合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/14 04:29 UTC 版)

重合開始剤」の記事における「イオン重合」の解説

アニオン重合場合は n-ブチルリチウムなどの求核剤が、カチオン重合場合プロトン酸やルイス酸ハロゲン分子カルボカチオンなどの求電子剤用いられる

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