state、nation、country
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:12 UTC 版)
「国」の記事における「state、nation、country」の解説
国と和訳される英語には、state、nation、country がある。 country は、ラテン語の contrata terra(向こう側の土地)が語源で、地理的な国土を意味する。政体の性質を問題にしないため、日本での「国と地域」に相当する使われ方もする。 nation は、ラテン語の natalis(出生)が語源で、土地の住民の総体を意味する。国家の場合は国民のことだが、国家に結びつかない、少数民族・分断民族・流浪民族などにも nation はある。 state は、ラテン語の status(土地とその住民への支配権)が語源で、土地とその住民に対する統治権・統治機構を意味する。 いずれも、明確に国家の意味はなく、文脈によっては国家未満、超国家の意味でも使われる。また、具体的な行政区画の名称としてこれらの語を使うこともある。 country は、イギリス連合王国では構成するイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド(かつてはアイルランド)を指す(それらは「王国」とされる)。 state は、アメリカ合衆国では州と和訳される。これは「国」に準ずる存在ではあるが「国」と和訳されることはない。 nation は、アメリカ合衆国では合衆国全体の意味で使われる。 これらの場合は、country、nation、state の本来の意味の区別は問題にならない。
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