リブロース-5-リン酸-3-エピメラーゼとは? わかりやすく解説

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リブロース-5-リン酸-3-エピメラーゼ

(ribulose phosphate 3-epimerase から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/11/29 14:16 UTC 版)

リブロース-5-リン酸-3-エピメラーゼ
識別子
EC番号 5.1.3.1
CAS登録番号 9024-20-8
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBe PDBsum
遺伝子オントロジー AmiGO / EGO

リブロース-5-リン酸-3-エピメラーゼ(Ribulose-phosphate 3-epimerase、EC 5.1.3.1)は、還元的ペントースリン酸回路において、D-リブロース-5-リン酸をD-キシルロース-5-リン酸に変換する酵素である。

D-リブロース-5-リン酸 D-キシルロース-5-リン酸

従って、この酵素の基質はD-リブロース-5-リン酸の1つ、生成物はD-キシルロース-5-リン酸の1つである。

この酵素は異性化酵素、特に炭水化物及びその類縁体に作用するラセマーゼエピメラーゼに分類される。

金属耐性細菌Cupriavidus metalliduransは、この酵素をコードする2つの遺伝子を持っていることが知られている[1]。1つは染色体P40117、もう1つはプラスミドQ04539である。この酵素は、幅広い種類の細菌古細菌菌類植物で見られる。全てのタンパク質は、209から241アミノ酸残基であり、TIMバレル構造を持つ。

この酵素の系統名は、D-リブロース-5-リン酸 3-エピメラーゼ(D-ribulose-5-phosphate 3-epimerase)である。PPEとも呼ばれる。

この酵素は、ペントースリン酸経路、ペントースグルクロン酸の相互変換、炭酸固定の3つの代謝経路に関与している。

構造

2007年末時点で、4つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、1H1Y1H1Z1RPX1TQJである。

出典

  1. ^ Bowien B, Kusian B, Yoo JG, Bednarski R (1992). [http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=207429 “The Calvin cycle enzyme pentose-5-phosphate 3-epimeras e is encoded within the cfx operons of the chemoautotroph Alcaligenes eutrophus”]. J. Bacteriol. 174 (22): 7337–7344. PMC 207429. PMID 1429456. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=207429. 



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