モノチューブ式ガス封入ショックアブソーバー
作動液中のロッド容積変化を吸収する高圧窒素ガスを、ピストン下方のフリーピストンで区切られた密閉部に封入し、作動液に常時圧力を作用させる構造のショックアブソーバー。従来の標準的な複筒式が、2筒間のスペースの空気を上方で大気中に開放するのに対して、混入気体のキャビテーションによる減衰機能低下を防ぐことができる。微小ストロークの高周波振動もよく吸収するので、従来のショックアブソーバーでは得られない快適な乗り心地を実現した。比較的、全長が長く精密工作のコストが高い欠点があったが、サスペンションストラットへのガス封入式ショックアブソーバー採用を契機に、複筒式の低圧ガス封入ショックアブソーバーが開発され、需要は複筒式に移行した。
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