低圧ガス封入式ショックアブソーバー
大気開放孔をふさいで内外筒間のロッド容積補償スペースに低圧の窒素ガスを封入したもの。正式呼称は復筒ガス入りショックアブソーバー。従来のガスなしと同様にピストンバルブ(伸び側)とベースバルブ(縮み側) に分かれていて、安定した特性を得ることができる。サスペンションストラット用に、曲げに強い複筒式にガスを入れるメリットを加えて開発され、従来型との代替も進み、必然的に筒形ショックアブソーバーの主流となった。初期ガス圧力(温度20℃で最大長における圧力)は、筒形アブソーバー0.3~0.9MPa、サスペンションストラット0.2~0.5MPaを目安にし、自動車メーカーの仕様に合わせる。
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