低燃費タイヤ
1970年代のオイルショックを契機に始まった自動車省燃費対策のなかで、転がり抵抗を低減したタイヤのこと。騒音対策や廃棄問題とともに、重点的な取り組みが続いている。ラジアルタイヤ採用を原点とし、タイヤ形状理論やゴムの分子設計技術などで成果を得た。最近の注目テーマのなかにシリカ入りゴムによる改良があり、転がり抵抗と濡れた路面における性能の両立に成果を得て、ロードノイズ低減などの検討が行われている。車両の省燃費はエンジン、動力伝達系改良とその統合制御に始まり、空気抵抗、転がり抵抗や補機類の損失低減を含めたトータルの改善で実現するので、タイヤとともに省燃費対策が進められている。反面、低燃費タイヤはトラクション、ブレーキ、ウエット、コーナリングなどの性能に劣るという指摘があり、大きな開発テーマになっている。
「低燃費タイヤ」の例文・使い方・用例・文例
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