対人地雷(たいじんじらい)(mine)
通行する人や車両などが地中に埋められた対人地雷を踏むと、爆発して人を殺傷したり車両を破壊したりする。対人地雷禁止条約(オタワ条約)で保有などが禁止されている。
現在、地球上には1億個とも言われるほどの大量の対人地雷が残っている。戦地で兵士が死傷するほか、そうでない地域であっても、除去作業中の事故で多くの命が失われているという悲しい現実がある。
1997年12月、外務大臣としてカナダの会議に出席した小渕恵三大臣(当時)は、対人地雷禁止条約に署名した。この条約は、対人地雷の生産・使用・保有について全面的に禁止したもので、1999年に発効した。会議の開催地がオタワであったため、オタワ条約とも呼ばれている。
8日、北海道美唄市と滋賀県新旭町で、日本では最後となる対人地雷の廃棄作業が行われた。対人地雷禁止条約に基づき、自衛隊が保有する約100万個の対人地雷を2000年から廃棄してきたもので、最後の1個は小泉首相の号令に合わせて水井戸の中で爆破させた。
(2003.02.10更新)
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