対人使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/26 15:48 UTC 版)
「Raufoss Mk 211」の記事における「対人使用」の解説
Raufoss Mk 211を人間に対して使用することが合法か、あるいは、厳密に対物用弾薬として扱われているかが問題とされ、赤十字国際委員会によって使用禁止を目指す議論が行われた。 1868年のPetersburg宣言によって、爆発力か焼夷能力を持つ400グラム未満の弾薬は、軍事的使用が禁止されている。 Forsvarets Forskningsinstituttによって行われた試験は、人間に使用された場合には弾薬が起爆しないまま貫通するため、不法な影響は持たないと結論づけたが、相手が防護服を着ていた場合は体内で爆発する可能性があり、周囲の人間にまで影響を及ぼす可能性が指摘されている。 命中してから起爆するまでに弾頭が進む距離は30-40センチ程度で、撃たれた人体の角度によってはこの距離が体内に収まる。 この弾薬を使用している大部分の国は、人間に対して使用しないよう訓練している。ノルウェー政府は12.7mm弾薬が人員に対して使われてはならないとの公式見解を持っており、対物狙撃能力で輸出規制されている。米国は、この弾薬をすべての目標に対して使用できるとの政策を取っている。
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