アイリーナ【IRENA】
読み方:あいりーな
《International Renewable Energy Agency》再生可能エネルギーの世界的な利用促進を目的とした国際機関。再生可能エネルギー分野における技術・知識の移転や展開、能力向上支援、政策面での条件整備・強化の助言・支援などを行う。国際再生可能エネルギー機関。
[補説] 2009年1月、ドイツのボンで設立文書の調印式が行われ、75か国が署名。日本は、活動内容が重複するIEAに加盟していることから、オブザーバーとして参加し、正式な加盟は見送ったが、同年6月の第2回会合でIRENA憲章に署名し、同機関に参加した。2017年11月現在、153の国と地域が加盟。27か国が加盟に向けて準備中。
国際再生可能エネルギー機関
(international renewable energy agency から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/15 22:49 UTC 版)

国際再生可能エネルギー機関(こくさいさいせいかのうエネルギーきかん、英: International Renewable Energy Agency、略称:IRENA)は、再生可能エネルギーを世界規模で普及促進するための国際機関。再生可能エネルギー技術の移転を促進し、実用化や政策の知見を提供することを目的として2009年1月26日に設立された。
歴史
2008年4月10日から11日にかけて、準備会合がドイツのベルリンで開催され、54か国が参加した[1]。会合では、組織の目的・活動・資金・組織構成等について話し合われた。参加者は、国際機関の援助によってより安全で、持続可能な再生可能エネルギー経済へ移行することの必要性を表明した。2010年までに、機関が完全に機能を開始するために2500万ユーロの初年度予算の確保を目指している[2]。
- 2009年
- 2010年
加盟国
設立会合で署名したのは全部で75か国である[5]。2011年6月1日現在署名国は、149か国、うち批准を完了して加盟国となっているのは72か国であった[6]。
2021年現在、加盟国は163と増え、発足時に加盟を見合わせていた中華人民共和国、ロシア、カナダ、ブラジルもすでに加盟している[7]。
脚注
- ^ “Preparatory Conference for the Foundation of the IRENA, Berlin, 10-11.04.2008, List of participating countries” (PDF) (英語). 国際再生可能エネルギー機関 (2008年4月11日). 2009年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月8日閲覧。
- ^ “IRENA launches today” (英語). Incisive Media Ltd (2009年1月26日). 2009年2月8日閲覧。
- ^ “国際再生可能エネルギー機関(IRENA)憲章の署名” (日本語). 外務省 (2009年6月29日). 2009年7月3日閲覧。
- ^ a b c “国際再生可能エネルギー機関(IRENA)憲章の批准書の寄託”. 外務省 (2010年7月1日). 2011年6月6日閲覧。
- ^ “The list of Signatory States” (PDF) (英語). 国際再生可能エネルギー機関 (2009年1月26日). 2010年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月8日閲覧。
- ^ “The list of Signatory States” (PDF) (英語). 国際再生可能エネルギー機関 (2011年6月1日). 2011年6月6日閲覧。
- ^ “IRENA Membership” (英語). 国際再生可能エネルギー機関. 2021年1月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)
「International Renewable Energy Agency」の例文・使い方・用例・文例
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