要因分析(振動騒音)
多数の振動騒音要因をもつ車内騒音について、各要因の寄与度を明らかにすること。要因分析は、車体へ伝播する入力ごとの振動騒音の割合で把握されるもので、以下の手法がある。(1)振動源、音源を除去(伝達点切離し)、消音することで割り出す消去法(2)車室全体に極端な遮音を施し、部分的に遮音を除去して割り出すマキシマムトリートメント法(3)単一周波数現象の場合、振動騒音の大きさと位相を考慮、してベクトル合成で寄与度を求めるベクトル法(4)広帯域周波数現象の場合、各入力点で加擦により求めた振動応答の自己および相互相関関数と、実車の振動レベルとから入力寄与度を求めるスカラー法(5)入力点相互間が無相関となるような条件づけをしてエネルギー寄与度を求めるコヒーレンス法などがある。
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