ケーソン工法
【英】: caisson method
橋梁{きょうりょう}、ビルなどの基礎工法の一つとして、底部を開放したコンクリート製、鋼製、古くは木製の筒(ケーソン)の底面部分を掘削し、ケーソンの自重によって沈下させ、支持基盤まで到達させることによって基礎を構築する工法をケーソン工法という。また、港湾工事において、防波堤、岸壁などは構造の大部分が海中に位置し、現場施工が困難であるため、陸上あるいは FD(フローティング・ドック)上でコンクリート製の箱(ケーソン)を製作し、浮上・曳航{えいこう}し、あらかじめ築造された捨石基礎の上に据え付ける工法がとられる。防波堤等のケーソン工法は、耐波性が強く工費が安く、かつ工期、施工が確実であるという長所をもつが、重量が非常に大きくなるために、堅固な基礎、または支持基盤を必要とし、かつ一般に大規模なケーソン製作ヤードを確保する必要がある。 |

「caisson method」の例文・使い方・用例・文例
- caisson methodのページへのリンク