brucellaとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > brucellaの意味・解説 

ブルセラ‐びょう〔‐ビヤウ〕【ブルセラ病】

読み方:ぶるせらびょう

《(ラテン)Brucella》ブルセラ属細菌一種感染による人畜共通の感染症伝染病)。動物の場合家畜伝染病予防法により監視伝染病家畜伝染病)、人の場合感染症予防法により4類感染症分類。牛・豚・ヤギなどでは流産起こす人間では入った生乳飲用などで感染し不規則な頭痛腰痛関節痛などの症状がみられ、約1週間ごとの発熱繰り返す波状熱ブルセラ症


ブルセラ属

(brucella から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 23:36 UTC 版)

ブルセラ属
グラム染色したブルセラ・メリテンシス
分類
ドメイン : 細菌 Bacteria
: プロテオバクテリア門
Proteobacteria
: αプロテオバクテリア綱
Alpha Proteobacteria
: リゾビウム目 Rhizobiales
: ブルセラ科 Brucellaceae
: ブルセラ属 Brucella
学名
Brucella
Mayer & Shaw 1920
下位分類(種)
  • B.アボルツス
  • B.ミクロティ
  • B.メリテンシス

ブルセラ属Brucella)はグラム陰性の非芽胞形成好気性非運動性の球菌ないし桿菌。ブルセラ科に属する。名称はブルセラ属菌が原因となって起きるブルセラ症の研究で貢献したデヴィッド・ブルースに因む。GC含量は55から58。基準種はブルセラ・メリテンシス(B. melitensis)。

分類はやや混乱している。細菌学名承認リスト時点で認められていた6種は、DND-DNA分子交雑法では区別が付かず、これによる分類では全てB. melitensisにまとめられる[1]。しかし異論も多く、通常は従来の学名が使用される[1]。なお、その後6種が記載され、2018年現在、ブルセラ属は12種となっている。

動物細胞に細胞内寄生体として生息する。ヒトを含め哺乳類に対して病原性を示す。フォーゲス・プロスカウエル試験およびメチルレッド試験は陰性、カタラーゼオキシダーゼウレアーゼは概ね陽性。コスターの染色によって検出できる。培養する際には数パーセント程度の二酸化炭素が必要である。プレート培養にはブルセラ寒天培地やチョコレート寒天培地が用いられる。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 今田由美子 (平成16年3月). “人 Brucella melitensis感染症の病性鑑定報告”. 動衛研研究報告 (110): 1-4. 


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「brucella」の関連用語

brucellaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



brucellaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブルセラ属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS