バイオマス
もともとは生物学用語。バイオマスエネルギーという場合は、光合成によって生物が生み出した物質を原料としたエネルギーをいう。植物内の成分は、発酵作用やバクテリアの分解作用で、メタンガスやエタノールなどを生み出す原料となる。このバイオマスから生まれた燃料をバイオ燃料という。石炭、石油などの化石燃料と同じく燃やせば二酸化炭素が発生するが、もともと植物が大気中から光合成で取り込んだものなので、植物資源を再生すれば大気中の二酸化炭素濃度は上がらない。そのため地球温暖化と化石燃料の枯渇に対応したエネルギー資源として注目されている。農林水産省では、2002年12月にバイオマス・ニッポン総合戦略を策定し、バイオマスの総合的な利活用をはかることになった。
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