ビード(タイヤ)
タイヤをリムに固定する部分をいう。スチールワイヤの束(ビードワイヤあるいはビードコア)を繊維とゴムで包んだリング状の補強部材のこと。カーカスコードはリムと接するところでビードによって締め付けられ、ビードワイヤに固定されている。タイヤが急旋回したときや空気圧が下がったときに、タイヤがリムから外れないように、またチューブレスタイヤでは充填した空気が漏れないように、カーカスをピードでリムにしっかり固定している。(図は「タイヤ」の項参照)
参照 ビードワイヤビード
溶接の場合、溶接肉盛り部を指す。タイヤの場合はタイヤをリム部に固定する部分を指すが、板金部品ではパネルを膨らましてひも状の突起を設け、断面係数や断面2次モーメントを大きくして強度、剛性を上げる。ボディシェル部品ではほとんど平板形状のままでは使わず、ビードをつけたり曲面化したり、フランジ処理して強度、剛性を上げている。平板に比べ、ビードは形状的に強いのに加えて加工硬化してさらに強くなる。
ビード
装飾のためにつけられた、パネル上のプレス成形されたうね状の部位をいう。例えば、フェンダービードがあり、この場合はドア部分にまでさしかかったり、リヤエンドまで延長されることがある。また、2つのボディパネル接合部の間に設けられる伸縮性のあるシーラー、あるいはウエルドをいう。さらに内装ではシートなどの縁の玉ぶちをビードという。
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