ノハラクサリヘビとは? わかりやすく解説

ノハラクサリヘビ

(Vipera ursinii から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 06:49 UTC 版)

ノハラクサリヘビ
ノハラクサリヘビ Vipera ursinii
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: クサリヘビ科 Viperidae
亜科 : クサリヘビ亜科 Viperinae
: クサリヘビ属 Vipera
: ノハラクサリヘビ V. ursinii
学名
Vipera ursinii
(Bonaparte, 1835)
和名
ノハラクサリヘビ
英名
Ursini's viper

ノハラクサリヘビ(野原鎖蛇、学名Vipera ursinii)は、クサリヘビ科クサリヘビ属に分類されるヘビ特定動物

分布

イタリア中部、ウクライナギリシャ中華人民共和国北西部、ハンガリーフランス南部、モルドバモンゴル人民共和国モンテネグロロシアなど

絶滅した分布域

オーストリア

形態

全長50cm。頭部の鱗は大型。背面の鱗には筋状の隆起(キール)がある。胴体中央部の斜めに列になった背面の鱗の数(体列鱗数)は21。総排出口までの腹面にある幅の広い鱗の数(腹板数)は114-145。総排出口から後部の鱗の数(尾下板数)は左右に18-37ずつ。背面の体色は褐色や黄褐色、灰色。暗色の楕円形の斑紋が2列で交互に入るが、斑紋が繋がる個体もいる。また体側面には暗色の斑点が2-3列で入る。全身が黒い個体(黒化型)もいる。

毒性は出血毒。毒性は低いとされる。

生態

標高3000mまでの草原に生息する。

食性は動物食で、昆虫類、小型爬虫類、小型哺乳類などを食べる。

繁殖形態は卵胎生

人間との関係

開発による生息地の破壊などにより生息数は激減している。分布そのものは広いものの、個体群は小さく分断されている。

脚注

  1. ^ http://www.iucnredlist.org/details/22997/0
  2. ^ ソビエト連邦個体群を除く

関連項目

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、117、217頁。
  • クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』 監訳千石正一、緑書房、2000年、185頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、133頁。

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