Valtteri, it’s James.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 14:44 UTC 版)
「ジェームス・ボウルズ」の記事における「Valtteri, it’s James.」の解説
「 バルテリ、ジェームスだ。ポジションをそのままにしてくれ、すまない。(Valtteri, it's James. Please hold position, I'm sorry.) 」 —2018年ドイツグランプリ 2018年シーズン、ボウルズはメルセデスチームのバルテリ・ボッタスにチームメイトのルイス・ハミルトンをオーバーテイクしないようチームオーダーを何度か出した。その際の無線はテレビ中継でも流され、「Valtteri, it’s James.(バルテリ、ジェームスだ。)」というフレーズはミームとなり、ボウルズを有名にした。 まず、7月の第11戦2018年ドイツグランプリで、ボッタスはセーフティカー明けの接近した状態をチャンスと見て、首位を走っていたチームメイトのハミルトンをオーバーテイクすべくアタックを仕掛けた。しかし、ボウルズはボッタスにポジションを維持するようチームオーダーを出し、ハミルトンと争うことを禁じた。 このレースでメルセデスチームは地元レースで1-2フィニッシュを果たし、ハミルトンもタイトル争いのライバルだったセバスチャン・ベッテル(このレースはリタイアに終わった)をランキングで逆転しリードを築き、メルセデスチームは(結果だけ見れば)完璧と言ってよいほどの優れた成果を収めた。 続いて、9月の第16戦ロシアグランプリでもそれは繰り返され、ボウルズは同じフレーズを用いてボッタスにハミルトンと争うことを禁じた。どちらのレースもチームは1-2フィニッシュで終えたが、チームオーダーに繰り返し従わされたボッタスは引退を考えるほどに精神的なショックを受け、ボッタスとチームとの関係には溝が生まれることになった。
※この「Valtteri, it’s James.」の解説は、「ジェームス・ボウルズ」の解説の一部です。
「Valtteri, it’s James.」を含む「ジェームス・ボウルズ」の記事については、「ジェームス・ボウルズ」の概要を参照ください。
- Valtteri, it’s James.のページへのリンク