VOCALOID開発から初音ミク開発まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 17:15 UTC 版)
「ボカロ (音楽ジャンル)」の記事における「VOCALOID開発から初音ミク開発まで」の解説
詳細は「初音ミク」および「VOCALOID」を参照 2000年、当時、打ち込み音源で唯一表すことができなかった「歌声」を音源として表現できるものを目指して剣持秀紀とバルセロナのポンペウ・ファブラ大学の共同開発が始まった。2004年には最初のバージョンが出来上がり、同年3月にZERO-Gから男声の「LEON」と女声の「LOLA」として発売されたが、商業的には失敗した(LOLAは平沢進がアルバム『白虎野』や『パプリカ オリジナルサウンドトラック』、2005年以降のライブ等にて使用している)。2004年11月発売の日本初のVOCALOIDである女声の「MEIKO」はクリプトン・フューチャー・メディアから発売され、3000本ほどの売上を達成し、大ヒットを記録した。しかし、2006年2月発売の男声のVOCALOID「KAITO」は500本しか売れず、商業的には失敗した。この期間、muzieなどの音楽配信サイトにMEIKOの楽曲が投稿されることはあったものの、「ボカロシーン」と称されるものや、多数のリスナーの存在はなかった。これには2006年12月にサービスを開始したニコニコ動画などの存在がなかったことも影響していると考えられている。2007年8月31日にはVOCALOID「初音ミク」が発売された。
※この「VOCALOID開発から初音ミク開発まで」の解説は、「ボカロ (音楽ジャンル)」の解説の一部です。
「VOCALOID開発から初音ミク開発まで」を含む「ボカロ (音楽ジャンル)」の記事については、「ボカロ (音楽ジャンル)」の概要を参照ください。
- VOCALOID開発から初音ミク開発までのページへのリンク