VESA DisplayHDR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 09:42 UTC 版)
「ハイダイナミックレンジビデオ」の記事における「VESA DisplayHDR」の解説
VESAによるDisplayHDR規格は消費者にHDR仕様の違いを理解しやすくするための規格で、主にコンピューター用ディスプレイとノートPCで使用される。VESAはすべてがHDR10をサポートしなければならないが、必ずしも10ビット表示をサポートしなくてもよい一連のHDRレベルを定義した。DisplayHDRはHDR形式ではないが、特定のモニターでHDR形式と、その能力を検証する道具である。最新の規格は、2019年9月に導入されたDisplayHDR 1400であり、これをサポートするモニターは2020年に発売された。DisplayHDR 1000およびDisplayHDR 1400は、主にビデオ編集などの専門的な作業で使用されている。DisplayHDR 500ないしDisplayHDR 600認定のモニターは、SDRディスプレイと比べて顕著な改善を示し、一般的なコンピューター使用や、ゲームでより頻繁に使用されている。 最低ピーク輝度色の範囲代表的な調光技術最大黒レベル輝度最大バックライト調整遅延時間 輝度 cd/m2 色域 輝度 cd/m2 ビデオフレーム数 DisplayHDR 400 400 sRGB 画面全体 0.4 8 DisplayHDR 500 500 WCG* 領域ごと 0.1 8 DisplayHDR 600 600 WCG* 領域ごと 0.1 8 DisplayHDR 1000 1000 WCG* 領域ごと 0.05 8 DisplayHDR 1400 1400 WCG* 領域ごと 0.02 8 DisplayHDR 400 True Black 400 WCG* 画素ごと 0.0005 2 DisplayHDR 500 True Black 500 WCG* 画素ごと 0.0005 2 DisplayHDR 600 True Black 600 WCG* 画素ごと 0.0005 2 *広色域:指定されたボリューム(ピーク輝度)でDCI-P3少なくとも90%
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