V2ロケットによる攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:11 UTC 版)
「レマーゲンの戦い」の記事における「V2ロケットによる攻撃」の解説
3月14日、ヒトラーはハンス・カムラー親衛隊大将にV2ロケットによる橋への攻撃を命じた。ドイツ軍の参謀本部は、ヒトラーが市民や兵士を殺す可能性の高い危険な兵器の使用を国内で用いるよう命令したことに衝撃を受けた。3月17日、オランダのヘレンドルンにある第500SS砲大隊(Batterie SS Abt. 500)は、V2ロケット11発を橋に向けて発射した:553。戦術目標に対する最初で唯一の使用であり、また、戦時中にドイツ国内の目標に向けて発射された唯一の運用であった。不正確な弾道のV2ロケットは橋の北64km離れたケルンへ着弾した。1発はオーディンゲンの町を襲い、多くの建物を破壊し、3人のアメリカ兵と多数のドイツ人住民が死亡し、多くの者が負傷した。午後12時20分、1発のV2がレマーゲンの第284戦闘工兵司令部を襲い、橋を約270mの差で外した。その場にいた兵士達は「まるで、地震のようだった」と証言している。V2は半径300m以内の建物を損傷または破壊し、3人の兵士が死亡、30人以上が負傷した。
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