V・ファーレン長崎社長時代
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「高田明」の記事における「V・ファーレン長崎社長時代」の解説
2017年4月25日付で、JリーグのV・ファーレン長崎(以下「クラブ」と略記)を運営する株式会社V・ファーレン長崎(以下「運営会社」と略記)の代表取締役社長に就任した。スポンサーであったジャパネットホールディングス(ジャパネットたかたの持株会社)が、運営会社の第三者割当増資引き受けと既存株主からの株式譲受を通じて、運営会社の完全子会社化へ踏み切ったことによる。 高田が経営の現場へ復帰した背景には、運営会社をめぐって、2017年のJリーグ開幕前から債務超過や所属選手への給与未払い危機などが相次いで発覚したことが挙げられる。運営会社は、高田の社長就任を機に経営の再建を進めながら、クラブの環境を改善。高田自身は、ホームゲームを中心に、試合会場や街頭でのPR活動にも積極的に関わった。2013年からJ2リーグにとどまっていたクラブも、高田が視察した同年11月11日の同リーグホーム最終戦・対カマタマーレ讃岐戦(トランスコスモススタジアム長崎)での勝利によって、クラブ史上初のJ1リーグ昇格を自動昇格で決めた。 2019年11月3日に、翌2020年1月1日付で 運営会社の社長を退任することを発表した。就任時から3年程度の在任を想定していたとのことで、前述した累積赤字の解消や経営体質の強化に目途が立ったことから、自身より今後想定される経営状況へ見合った人物に社長を任せることを決めたという。 実際には、ジャパネット関連会社の社長を務めていた高田春奈(明の長女)が、2020年1月2日付で運営会社の社長へ就任した。明自身は、社長を退任してからも、「サッカー夢大使」としてクラブの後方支援活動に携わっている。
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