UltraSPARCモデル (GP7000D)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 22:36 UTC 版)
「DS/90 7000シリーズ」の記事における「UltraSPARCモデル (GP7000D)」の解説
「GP7000D」も参照 CPUはUltraSPARCを搭載。OSはUXP/DS V30L10。拡張バスはPCIバスおよびSバスを採用。システムROMの非互換のため、そのままではSolarisは稼動しない。世界的に見た場合UXP/DSのマーケット規模は小さく、Solaris並みの最適化はコスト的に不可能であった。事実、2代目サーバモデル(HyperSPARC搭載)で、ほぼ同じ構成のSファミリーとトランザクション毎秒の比較で数十倍の差が付いてしまっていた。このため、オフコンリプレイス用の低性能マシンとの風評が定着してしまった。このモデルでその差を埋めようとあらゆる努力がなされた結果、それなりの成果は上がり、トランザクション毎秒の比較ではほぼ追いついた。しかし依然としてUXP/DSの最適化がボトルネックとなり突出した評価は得られなかった。 このモデルをベースとし、システムROMを変更したSolarisサーバがGP7000として試験的に米国で販売されていた。システムコントローラとメモリの最適化により高い性能を発揮して米国市場で高い評価を得た。DSシリーズの風評やOSの最適化能力不足などによりUXP/DSでの継続が難しくなりGP7000を強化発展させるかたちでSolaris互換機のPRIMEPOWERが誕生する事となった。
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