ブーゲンビル (強襲揚陸艦)とは? わかりやすく解説

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ブーゲンビル (強襲揚陸艦)

(USS Bougainville (LHA-8) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 04:55 UTC 版)

ブーゲンヴィル
基本情報
建造所 インガルス造船所
運用者  アメリカ海軍
艦種 強襲揚陸艦(LHA)
級名 アメリカ級強襲揚陸艦
前級 ワスプ級
次級 なし
艦歴
発注 2016年6月30日
起工 2019年3月14日
進水 2023年9月30日
現況 建造中
要目
満載排水量 45,693 t
全長 257 m
最大幅 32 m
飛行甲板 249.6×36.0 m
吃水 7.9 m
機関 CODLOG方式
主機 高速機
LM2500+ガスタービン(35,000hp)×2基
巡航機
・APS、4,000kW ディーゼル発電機×6基
・補助電動機(5,000hp)×2基
出力 70,000hp
最大速力 約22ノット
航続距離 9,500海里(20ノット巡航時)
乗員 士官:65名
曹士:994名
海兵隊員:1,687名~1,871名
兵装 発展型シースパロー短SAM Mk 29 8連装発射機×2基
RAM近SAM Mk 49 21連装発射機×2基
Mk 15 20mm ファランクスCIWS×2基
Mk 38 25 mm 機関砲×3門
Mk 95 12.7mm連装機銃[1]7基
搭載艇 LCAC-1×2隻
搭載機 制海艦運用の場合
V/STOL機を中心に20機前後
通常時
V/STOL機6機及び回転翼機を加えて合計約30機[2]
C4ISTAR SSDS Mk.2 mod.4CEC, NTDS対応)
レーダー AN/SPY-6(V)2 EASR×1基
AN/SPS-49A(V)1 対空捜索用×1基
AN/SPQ-9B 低空警戒用×1基
電子戦
対抗手段
AN/SLQ-32B(V)2 電子戦装置
Mk.53 NULKA デコイ装置
その他 掃海装備など
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ブーゲンビル(USS Bougainville,LHA-8)は、アメリカ海軍強襲揚陸艦アメリカ級強襲揚陸艦の3番艦。艦名はブーゲンビル島に因んで命名された。同名の艦としては2代目、先代はカサブランカ級航空母艦ブーゲンビル」である。

主要変更点

「ブーゲンビル」はアメリカ級の3番艦であるが、その中でも初期建造型(フライト0)で問題となった舟艇運用能力の低さを改善した「フライト1」に属する艦であり、フライト0に属する1番艦「アメリカ」、2番艦「トリポリ」とは異なる点がいくつかある。

変更点

  • 海兵隊が揚陸能力の弱体化を嫌ったため、フライト0では廃止されていたウェルドックが復活し、LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇の運用能力を獲得した。一方でLCACの搭載数についてはワスプ級強襲揚陸艦が3隻搭載できたのに対し2隻に減じている他、車両格納スペースはフライト0よりも更に削減されている。
  • フライト0ではアイランド前方に設置されていたMk.29 GMLSMk.49 GMLSレドームをアイランド上に全て移動して省スペース化するとともに、アイランド前方に大型スポンソンを追加し、駐機場や整備場とすることでデッキ操作を効率化している。
  • 対空捜索レーダーをAN/SPY-6エンタープライズ航空監視レーダー(EASR)に変更されている。

艦歴

「ブーゲンビル」は2016年6月30日に発注され、2019年3月14日ハンティントン・インガルス・インダストリーズインガルス造船所で起工、2023年9月30日に進水した。2024年にアメリカ海軍に引き渡される予定である[3]

出典・脚注

  1. ^ 軍事研究 2015年7月号 217頁
  2. ^ 世界の艦船』2012年12月号 150-153頁
  3. ^ Eckstein, Megan (2016年11月9日). “Mabus Names LHA-8 After Bougainville Island Campaign in World War II”. USNI News. U.S. Naval Institute. 2016年11月9日閲覧。

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