U556 (潜水艦)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > U556 (潜水艦)の意味・解説 

U556 (潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/22 02:49 UTC 版)

基本情報
建造所 ブローム・ウント・フォス
運用者  ドイツ国防軍海軍
艦種 潜水艦
級名 UボートVIIC型
艦歴
就役 1941年2月6日
最期 1941年6月27日戦没
性能諸元
排水量 水上:769トン
水中:871トン
全長 67.1m
全幅 6.2m
吃水 4.7m
全高 9.6m
速力 水上:17kt
水中:7.6kt
航続距離 水上:10ktで8,500海里
水中:4ktで80海里
運用深度 230m
燃料 重油:113.5トン
乗員 44名(うち4名は士官)
兵装 C35 88 mm/L45, 弾丸220発
魚雷発射管 5 × 53.3 cm
艦首4門
艦尾1門
魚雷(最大) 14

U-556ドイツ海軍がかつて運用したUボートVIIC型潜水艦

艦歴

1941年2月6日就役。総哨戒出撃数は2回である[1][2]

U-556は最初の出撃において、大西洋にて6隻の艦船(29,552トン)を沈めた。 1941年6月19日、2回目の哨戒作戦に出撃したが、U-556はアイスランド南西沖の北大西洋でイギリス海軍の攻撃を受け、1941年6月27日沈没した。

ビスマルクとの関係

U-556とビスマルクブローム・ウント・フォス施設内の近隣ドックにて、近しい時期に建造が完了している。

1941年1月、U-556の就役式を前に、U-556艦長ヘルベルト・ヴォールファールトは祝賀のための軍楽隊による演奏を希望したが、軍楽隊を運用する余裕がなかった。そこで、ビスマルク艦長であるエルンスト・リンデマンがヴォールファールトに自艦の軍楽隊を貸与したところ、ヴォールファールトは感謝の気持ちとして、U-556がビスマルクを護衛することを約束する証明書を作成した。

U-556はビスマルク護衛の為に尽力を試みるが、その約束は果たされることなくビスマルクは撃沈された[3] [4]

戦果一覧

日付 船名 国籍 総トン数
(GRT)
結果[5]
1941年5月6日 エマヌエル  フェロー諸島 166 沈没
1941年5月10日 アエリブリン  イギリス 4,986 損傷
1941年5月10日 エンパイア・カリブー英語版  イギリス 4,861 沈没
1941年5月10日 ガンド  ベルギー 5,086 沈没
1941年5月20日 ブリティッシュ・セキュリティ  イギリス 8,470 沈没
1941年5月20日 コカポンスェット英語版  イギリス 5,995 沈没
1941年5月20日 ダーリントン・コート  イギリス 4,974 沈没

脚注

注釈

出典

  1. ^ 広田厚司『Uボート入門 ドイツ潜水艦徹底研究』光人社NF文庫、2003年6月
  2. ^ 『ナチスUボート』海人社、2002年9月
  3. ^ Helgason, Guðmundur. “The Type VIIC boat U-556”. German U-boats of WWII - uboat.net. 2010年2月15日閲覧。
  4. ^ Bismarck – The Special Bond between the Bismarck and the U-556”. bismarck-class.dk. 2010年2月15日閲覧。
  5. ^ Helgason, Guðmundur. “Ships hit by U-556”. German U-boats of WWII - uboat.net. 2014年12月28日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  U556 (潜水艦)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「U556 (潜水艦)」の関連用語

U556 (潜水艦)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



U556 (潜水艦)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのU556 (潜水艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS