UボートXIV型とは? わかりやすく解説

UボートXIV型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 01:10 UTC 版)

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UボートXIV型
基本情報
建造所 ドイチェヴェルケ (U-459 - U-464)
ゲルマニアヴェルフト造船所 (U-487 - U-490)
運用者  ナチス・ドイツ海軍
建造期間 1940–1943年
就役期間 1941–1944年
計画数 24隻 (うち14隻中止)
建造数 10隻 (全て喪失)
要目
排水量 浮上時:1,668ロングトン (1,695 t)
潜航時:1,932ロングトン (1,963 t)
長さ 全長: 67.1 m
耐圧殻長: 47.5 m
全幅: 9.35 m
耐圧殻幅: 4.9 m
吃水 6.5 m
高さ 11.7 m
推進器 2 × ゲルマニアヴェルフト製 F46 過給式6気筒ディーゼル機関, 3,200 hp (2400 kW)
2 × SSW Gu343/388-8 複動式電気モーター750 hp (560 kW)
速力 水上14.9ノット、水中6.2ノット
航続距離 水上: 10ノットで12,350海里
水中: 4ノットで55海里
潜航深度 240 m
乗員 53–60人
兵装 37mm AA機銃 2基
20mm AA機銃 2基
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UボートXIV型 (U-Boot-Klasse XIV) はドイツ海軍潜水艦で、第二次世界大戦で用いられた。その艦形から乳牛(ミルヒ・クー、Milchkuh)の愛称を持つ。

概要

Uボートに燃料や食料を供給するためにIXD型Uボートを基にして設計、建造された補給用潜水艦であり、1941年から1943年までに10隻が就役している。この補給潜水艦の就役により、食糧や燃料の不足のために魚雷は残っていても港へ戻らざるを得ないUボートが減り、より長期哨戒ができるようになった。

しかし、大量の補給品を積み込むため大柄になり、それによって運動性が乏しくなった結果、10隻全てが撃沈されている。この後継艦としてXX型XIX型があるが、建造されるまでに終戦を迎えた。

性能諸元

  • 全長:67.1m
  • 全幅:6.5m
  • 排水量:水上1,668、水中1,932t 
  • 最大速度:水上14.4kt、水中6.2kt
  • 水中航続距離:90km(55海里)/4kt
  • 水上航続距離:20,000km(12,350海里)/10kt
  • 乗組員:52名
  • 兵装:20mm機関砲×1、37mm対空砲×2、(補給用魚雷×4)

「Uボート (XIV型)」の例文・使い方・用例・文例

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