感染経路別予防策
【概要】 感染経路別予防策は、すでに感染症が診断あるいは推定されているものに対する対策で、空気感染予防策、飛沫予防策、そして接触予防策の3つに分ける。標準的予防策と組み合わせることが大切。
【詳しく】 空気感染は、長時間空気中に停滞可能な微粒子によるもの。代表的なものは結核菌、麻疹ウイルス、水痘ウイルス。予防には特別な空気調整管理や換気が必要。飛沫感染は大きさは5ミクロンまたはそれ以上の水滴(咳、くしゃみ、あるいは吸入処置)によるもの。代表はインフルエンザ。空気中に停留しないので特別な空調は必要ない。接触感染は多くは汚染した器具や手による直接的または間接的に接触するもの。代表はMRSA。標準的予防策に加えて、患者隔離や病室設備、医療器具などの対策が必要。

感染経路別予防策と同じ種類の言葉
- 感染経路別予防策のページへのリンク