TVT II - CT-1024
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/25 16:45 UTC 版)
「TVタイプライター」の記事における「TVT II - CT-1024」の解説
オリジナルのTVタイプライターは組み立てが難しく、一部のICが生産中止になったため、SWTPC社はキットの再設計を決定した。新しい設計は、TVタイプライターIIとしてR-E誌に掲載された。1975年2月号から6号に渡って完全な設計が掲載されたため、読者は初代のように小冊子を取り寄せる必要がなかった。 SWTPC社のダン・メイヤーは、データポイント(英語版)社で端末の設計を担当していたエド・コッレに、新しいTVタイプライターの設計を依頼した。SWTPC CT-1024は、スクロールせずに32桁16行の表示が可能である。一般的なTTL部品と2102 SRAMを使用していた。回路基板は部品間隔を広くしたため、簡単に組み立てることができる。シリアルインターフェイスを含むの完全なオプションボードのセットも提供された。キーボードはランカスターの設計に基づいている。端末の残りの部分の設計は、エド・コッレによって行われた。 設計は1974年末までに完成し、キットは1974年12月に販売された。CT-1024の最初の広告は、P-E誌1975年1月号の、Altair 8800の記事に面したページに掲載された。CT-1024は、オプションの付いた完全なキットでもわずか275ドルだったため、非常に成功した。1977年には、スクロール機能と1行あたり64文字の大文字・小文字の表示機能を備えた改良型のCT-64がリリースされた。
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