TT-1930
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 09:19 UTC 版)
「トカレフTT-33」の記事における「TT-1930」の解説
1920年代のソ連では、軍用拳銃として、ロシア帝政時代からの制式拳銃である「ナガン・リボルバー」が用いられていた。しかし、ナガンは大きく重いうえ、ガス漏れ防止機構を備えるなど、リボルバーとしては構造が複雑過ぎ、生産性の悪い旧式銃であった。また、ロシアには、第一次世界大戦中からロシア革命による戦後の内戦期にかけて、モーゼルC96やコルト M1911など各国から様々な種類・口径の拳銃が流入し、装備統一の面からも好ましくない混乱状況にあった。ソ連陸軍はこの問題に対処するため、1928年から軍用自動拳銃開発のトライアルを開始した。 F・V・トカレフは、帝政ロシア時代からの長いキャリアを持つ銃器設計者であった。彼は、やはり帝政時代からの歴史がある名門兵器工場のトゥーラ造兵廠に所属していたが、このトライアルに応じ、1929年に自ら設計した自動拳銃を提出した。テストの結果、トカレフの自動拳銃は、外国製拳銃や、ブリルツキー、コロビンなどソ連国内のライバル拳銃を下し、1930年に「TT-1930」の制式名称で採用され、1935年まで生産された。
※この「TT-1930」の解説は、「トカレフTT-33」の解説の一部です。
「TT-1930」を含む「トカレフTT-33」の記事については、「トカレフTT-33」の概要を参照ください。
- TT-1930のページへのリンク