TT-1930/33
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 09:19 UTC 版)
「トカレフTT-33」の記事における「TT-1930/33」の解説
単純きわまりない設計のTT-1930を、ソ連軍当局は更に単純化するよう命令した。この結果開発されたのがTT-1930/33で、現在よく知られている多くのトカレフ拳銃は、このタイプの流れを汲むものである。酷寒の状況ではトリガー回りのパーツが凍結のために破損することもある。その際にパーツを素速く交換できるよう、トリガー関連のパーツ一体化などを図り、全体の部品点数も更に削減しているため、第二次世界大戦における各国の主力拳銃でも最も少ない部品で組み立てられている。また、照準を行うためのリアサイトを、TT-1930のV型から、より狙いやすく角張った凹型の「スクウェア・ノッチ」にしたのも重要な改善である。
※この「TT-1930/33」の解説は、「トカレフTT-33」の解説の一部です。
「TT-1930/33」を含む「トカレフTT-33」の記事については、「トカレフTT-33」の概要を参照ください。
- TT-1930/33のページへのリンク