T細胞およびB細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 03:18 UTC 版)
詳細は「T細胞」および「B細胞」を参照 T細胞(胸腺thymusに由来)およびB細胞(骨髄bone marrowあるいはファブリキウス嚢bursa of Fabricius由来)は適応免疫応答の主要な細胞成分である。T細胞とB細胞の機能は、抗原提示と呼ばれる過程の間に特異的な「非自己」抗原を認識することである。抗原が侵入者であると同定されば、これらの細胞は特定の病原体または病原体に感染された細胞を最大限に排除するよう仕立てられた特異的応答を生み出す。B細胞は、大量の抗体を生産し、細菌やウイルスのような異物を中和することによって病原体に応答する。病原体に応答して、「ヘルパーT細胞」と呼ばれる一部のT細胞は免疫応答を指示するサイトカインを生産するのに対して、「細胞傷害性T細胞」と呼ばれる別のT細胞は病原体感染細胞の死を誘導する強力な酵素を含む顆粒(英語版)を生産する。活性化後、B細胞とT細胞は、「メモリー細胞」の形で自身が遭遇した抗原の持続的な遺産を残す。動物の一生を通じて、これらのメモリー細胞は遭遇した個々の特異的病原体を「記憶」し、その病原体が再び検出されれば強力かつ素早い応答を開始することができる。
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